11/16(日)
VIネットワークの配信を済ませてほっとする。1週間分のOvernight oatsを作ったり、服にアイロンかけたりと、その週の準備をした。
11/17(月)
仕事。この日はセラピー犬が職場に来ることになっていたので楽しみにしていた。
お昼くらいに3匹の犬がやってきた。プードルのミックスのようなパピーと、大型のゴールデンレトリーバー(たぶん)ともう1匹大型の犬。クライアントたち(移民や難民)も参加できたのでいろんな犬好きな人が集まってた。メキシコからの移民のお父さんと女の子、そしてそのお兄ちゃんが来てたけど、この女の子が犬を見てはケラケラと笑っていてまたそれがすごく可愛かった。癒された。
11/18(火)
色々忙しい1日だった。
まず午前中に職場で英語を学んでいる生徒たちによるベークセールがあり、収益はチャリティに寄付される。アジアはもちろん中東やアフリカなど様々な文化からお菓子や、中には春巻きなど甘くない料理も売られていていろいろ試してみた。
午後は職場のグループで献血に行く日だったので、参加者数名で献血ルームへ。日本だと街中に献血ルームがあったり移動献血車(?)みたいのがあるけど、なんとバンクーバー島にはそういう車が1台しかないそう。カナダで献血するのは初めてじゃないはずだけど、最後にしたのはいつなのか覚えていないくらい昔だ。事前の診察(というか簡単な質問)で指を針でプチッと刺された時、ドバッと血がでて「あなた血気がいいね、向いてるってことね」と言われた。献血自体は9分で終わり、ポテチとジュース、あと粗品のカップまでもらった。カナダでは、献血できる人のたったの2%しか実際に献血しないというデータを聞いてびっくり。次は2月に行けるので、ビクトリアの人で献血行きたい人は一緒に行きましょう。
その後仕事帰りにスーパーに寄り、帰宅すると眼鏡が見当たらない。いつもジャケットのポケットに入れているんだけどポケットの中はからっぽで、バッグの中身を全部出して探してみたけど見当たらない。スーパーのセルフレジを使った時には確実に眼鏡をかけていたから(かけないと見えないので)、スーパーから家の間で落としたに違いない。すぐにスーパーまでの約10分の道のりを戻ってみたけど、すでに暗くなっているのでスマホの懐中電灯で道を照らしながらゆっくり歩く怪しい人になっていたに違いない。スーパーまで戻り、セルフレジの担当をしてた若い女の子(買い物を済ませた後に彼女にカゴを渡した)に、レジのあたりとか、カゴの中に眼鏡落ちてなかった?と聞くが無いという。仕方がないので、カスタマーサービスに電話番号を預けてもう一度、家までの道をトボトボと帰る。春に日本で作ったばかりの眼鏡。物を失くすって、すごくどよーんとした気分になる。
夫が懐中電灯を持って同じ道をチェックしに行ってくれたけど見つからず。
とりあえず、翌日明るい時間にもう一回見るしかないと思ってその日はあきらめた。
11/19(水)
家で1日篭って仕事。とりあえず前使っていた安い老眼鏡を使って仕事した。私は昔から本当に大事なものは一度失くしても帰ってくることが多いので、今回もそこまで心配してはいなかったし、もしもうこのまま見つからなくても別に死なないけど日本のZoffですごいカスタマーサービスで作ってもらった思い出の眼鏡、やっぱり寂しいよなあとか色々考えた。
次男がまだ小さかったころ、その辺で適当に買ったスパイダーマンのToque(というのはカナダ英語で、アメリカとかではビーニーとか呼ばれるいわゆるニット帽)があった。赤と黒で、スパイダーマンのマスクのデザインで、かぶっていると道行く人にCoolとか、Spider-Manだ!とか声かけられることもよくあった、家族みんなお気に入りの帽子だった。でも子供なので、何回か保育園や学校で失くしたことがあるが、なぜか毎回戻ってきた。
今の夫と再婚して今年で13年目になるけど、結婚指輪も失くしたことがある。一般的な結婚指輪じゃなくて、地元のデザイナーが作った指輪で、近所のお店で見つけてピンと来て買ったもの。4重になったシルバーの指輪で、たしか$90くらいしか払わなかったけど気に入っていた。これも1年近く失くして、どこを探しても見つからず、ひょっとしてゴミ箱に落としてもう2度と戻ってこないのかと心配したが、何故かあまり悲しくならずに、なんとなく、どこかで見つかるだろうという根拠のない自信があった。結局、掃除している時にオフィスの机の後ろから出てきた。
なので、この眼鏡も、なんとなく、見つかりそうな気はしていた。
も家の中には何度見ても、無い。
ふと気がつくと午後3時くらいになっていて、やばい、暗くなる前にまた通った道をたどらなきゃと思って(今の時期、ビクトリアの日没は4時半くらい)スーパーまで買い物にでた。行きがけにもう一回じっくり歩道とその横の芝生などを見たけどない。日本もそうかもしれないけど、こちらではよく、赤ちゃんのおもちゃや靴など、落とし物を見つけると(そもそも交番というものもないので)見つけた場所のすぐ横の木とか、ベンチや塀や灌木の上など、人に踏まれないところに置く文化がある。なのでそういうところもチェックしながらスーパーまで行ったけどやはりない。再度スーパーで眼鏡の落としもの届いてないですか、と聞くとサングラスと私のものでない眼鏡を見せられ、それくらいしか届出はないと言われ、がっかりしてトボトボと帰路についた。
きっと戻ってくるという根拠のない自信は、やっぱり無意味だったのかなあ。。。
スーパーから道路を渡ってバス停を過ぎ、ふと歩道の横にある芝生に目をやると。
あった!!!!!
芝生の露に濡れてたけど壊れたりしてはおらず、おそらくポケットから落ちたそのままの状態で私の眼鏡はあった。
やっぱりね。帰ってきた!
大事なものは必ず帰ってくる。
帰宅して、夫に眼鏡を見せるとWhat? Where?とびっくり。芝生に落ちてたよ。
11/20(木)
何事もなかったかのように眼鏡をまたポケットに入れて職場へ。
いつも思うけど、ほんっっと人間って喉元すぎると熱さを忘れる生き物だなあ。
必死で眼鏡を探していた1日が、見つかるとそれが当たり前の生活に戻る。
この日はドラマの多い日だった。
週末はバンクーバーに全カナダ日系人協会(NAJC)の戦略会議のため行くことになっていた。土、日とミーティングをして、全国理事として今後3年間の方向性を話し合うというものだ。が!この日の朝、事務局長(Executive Director)から辞任するというメールが全国理事に送られてきたのだ。明日からみんなで集まって戦略会議やるのに?!理由は述べられていなかったけど、バンクーバーでのミーティングには来ないと。
早速理事会内でテキストメッセージやWhatsAppの会話が飛び交い、夜に緊急理事会を開くことになった。
オフィスに着いてメールを開くと、CEOからのメールが届いていた。
カナダに限ったことじゃないと思うけど、今全体的に移民を制限する動きが起きていて、移民や難民をサポートする非営利団体の私の職場は、政府からの助成金が大きくカットされ、私もいちど3月にリストラされた。その後5月にありがたいことに私は再度雇われたのだが、それでも経営は厳しいらしく、今回は組合に入っていないマネージャーたちが数人リストラされた。数日前にCEOからのメールで、マネージャーがリストラされるという連絡は入っていたのだが、結局誰なのかがこの日のメールで明らかになり、とても親しくしていたマネージャーがその中に入っていたので落ち込んだ。
NAJCのドラマと、職場でのリストラで頭がパンクしそうになっていたが、この日は地元の教育委員会から沢山の先生たちがうちの職場を見学に来ていて、私は通訳翻訳部門の担当として対応をすることになり、とてもバタバタした。移民の家庭が増えているので、家族との面談などに、うちの職場から通訳を派遣することがとても増えているので、先生たちからもいろいろと質問を受けた。
夕方帰宅して緊急理事会に出た。ディナーは夫に適当に買ってきてもらった。とにかく疲れた。
11/21(金)
朝9時半にピックアップしてもらって、バンクーバーへ向かう。NAJCで最近雇われたコミュニケーションコーディネータがビクトリア在住の若い子なので、一緒に車で行くことになった。
11時のフェリーに乗り、1時くらいにリッチモンドのアバディーンモールにある鷹の爪ラーメンでNAJCの理事と落ちあい、ランチ。ここのラーメンはすごく美味しい。
ホテルにチェックインすると、ベッドの上に大きな女性の顔の写真が飾ってあった。顔の上半分は花で隠れている、アートな写真なんだろうけどなんとなく、大きな顔が部屋を見ているようでなんか落ち着かなかった。午後ひとつミーティングをこなしたあと、夕方はダウンタウン方面まで出て行き、日系アーティストたちとディナーした。
TV・映画関連の仲間の間ではやはり「SHOGUN」のプロダクションの話で盛り上がった。また、スタンダップコメディアンの長嶋由美ちゃんも来てくれて、色々話せたので嬉しかった。
11/22(土)
朝7時40分集合で朝食ミーティング。全国理事9人とスタッフ3人が久しぶりに顔を合わせた。ミーティング自体はリッチモンドのコミュニティセンターで。リッチモンドはアジア系移民の街なので、センターを使っている人たちも95%くらいはアジア系のようだ。ファシリテーターを中心に、NAJCのビジョン、ミッション、そして優先事項などを話し合った。ランチはふじやのお弁当だったけど、ビクトリアのふじやより美味しかった気がする。夜はチームでベトナム料理を食べた。Vermichelliボウルにしたけど、今まで食べたものよりなんか味が数段上という感じがしてとても洗練されていておいしかった。
8時くらいにはホテルに戻り、巨大な顔が気味悪いのであまり見ないようにして早めに寝た。
今週読んだ本・記事
今週は本を読めなかったけど、今週興味深かったニュースは”An Inconvenient Indian”などの著書で知られる作家のトーマス・キングが、DNAテストの結果先住民の血が一切入っていないことが判明したというもの。自分がマイノリティであることを謳うことで恩恵を受けている人たちはこれまでにも何人もいて、Pretendianという(先住民のふりをする人)という言葉までできたが、Thomas Kingの場合本当に自分自身も知らず、大きなショックを受けたことを正直に”A Most Inconvenient Indian”というタイトルでGlobe & Mail紙に寄稿している。
先住民の歌手として様々な名誉を受けてきているバフィー・セントメリーも数年前に実は全く先住民の血が入っていないことが暴露され、カナダ勲章を剥奪されている。
今週聴いたポッドキャスト
Heavyweight
過去に蟠りのあった事件を振り返り、可能であれば修復するというポッドキャストでは、メンタルヘルスに問題のあった父と住んでいた辛い子供時代に唯一支えとなっていた近所に住む友達兄弟、ジェイソンとジェラルド探したいというケビンの話。ケビンにとって唯一の友達だった二人だが、ある日突然彼らのお母さんが亡くなって、二人は消えてしまった。。。というお話。とても良かった。
今週観たTV・映画
毎週のルーチンになっているのが「ばけばけ」、「べらぼう」、”Prulibus”。
“The Morning Show”はシーズン最終回もとても良かった。
最近見始めたのはNetflixの「ちょっとだけエスパー」。「ハケンの品格」で大泉洋を覚えた夫も一緒に楽しく観ている。




















