日本ではゴールデンウィークが始まりましたね。今年のGWでは旅行する方はどのくらいいらっしゃるんでしょうか。カナダにはGWはないので、普通の週です。今ビクトリアでは八重桜が満開でとても綺麗です。
先週のニュースレターを配信した直後の21日に、寝違えを起こしてしまいました。寝違えたな、首痛いな、と思いつつもその日はダウンタウンに行く予定があったので車を運転していき、まだ普通の生活はできていました。ダウンタウンで夫をピックアップして帰宅途中、ガソリンスタンドに寄り、ガソリンスタンドから車道に合流する際、首が痛くて後方確認ができず、夫にチェックしてもらいましたが、あとで考えるとこの時首を回しすぎてしまい、さらに痛めたようです。その日の夜から首が痛くて我慢できなくなり、ご飯もろくに作らず寝てしまいました。
翌日金曜日はオンタリオからお世話になっている方が来ているのでお茶をする予定だったのですがとにかく首が痛くて枕に首を乗せて横になるのも辛いくらい。仕方なくキャンセルすることに。幸い、ぎっくり腰にはまだなったことがないのですが、ぎっくり腰が首にきたらこんな感じなんじゃないか、というほどずっとズキズキと痛かったです。幸いなことにデスクに座ってパソコンを使う(真っ直ぐ前を見る)のは大丈夫だったのでブッククラブは通常通り行うことができました。
今日でちょうど1週間ですが、ようやく首も回るようになりました。アラフィフだからか、治るまでも時間がかかった気がします。
週末には、メンバーとなっている全カナダ日系人協会のEndowment Fund(基金)委員会で、グラント(助成金)の受給者を決めるという4時間ミーティングに参加しました。カナダ全国でさまざまな活動をしている日系カナダ人がいるんだなあとあらためて感心。あげられるものならみんなにおカネをあげたいですが助成金には限度があるのでたくさんの申込書を順番にひとつづつみんなで見ていき、Yes, No, Maybeで決めていきます。この委員会の任期は2年で、私にとって2年目の選抜会でしたのでこれで私のお役目は終了。無事に終えられてホッとしました。なかなか貴重な体験ができたと思っています。
またこの週末にはThe Gifts of Imperfectionのブッククラブも開始しました。ブレネー・ブラウンの初期の本ですが、かなり大事な学びがたくさんつまっている本です。今回は新しく参加してくださる方が半分くらいいてとてもワクワクしています。
そして今日は新しいプロジェクトの顔合わせがありました。かなり大きなプロジェクトに日本文化コンサルタントとして関わることになり、とてもワクワクしています。
今週もいろんなニュースがありましたが、TikTokを開くたびに流れてくるのはジョニー・デップが元妻アンバー・ハードを名誉毀損で訴えている裁判の状況です。(この記事で、TikTokにどんなジョニデ関連の投稿がされているのかわかります)世間のナラティブではアンバーは嘘つき女で、ジョニーは何もしていないのにアンバーにDVを訴えられた裁判で敗訴したため、映画「ファンタスティック・ビースト」の役を降ろされた、というものがほとんどで、TikTokを見ているとその日の裁判の内容をまとめたものと同じくらい、アンバーと彼女の弁護団を揶揄するものが多く、彼女が嘘をついたというのが本当だったとしても、ここまでイジるのはどうかな、とあまり良い気分がしません。報道を見るとかなりジョニーに優勢のようですが、個人攻撃はやめてほしいなと思いました。
今週の大きなニュースは、イーロン・マスクがTwitterを44ビリオンドルで買収することを取締会が承認したというものです。こちらの記事によると、実際にTwitterがマスクのものになるまでは3ー6ヶ月かかるとのことですが、すでにTwitterでは「イーロン・マスクのものになるならTwitterはやめる」という人が続出し、2017年に作られたオープンソースのSNSマストドンに大量のユーザーが流入しました。
私はマストドンができた時にアカウントを作り、経緯は覚えていないのですが創立者のオイゲンさんのもとでモデレーターとして一時期仕事をしていました。仕事といってもボランティアレベルで、報酬をいただいたのは1回限りでしたが、当時はそこまで盛り上がらず、他の仕事が忙しくなってきたのでモデレーターは降ろさせてもらったのでした。今回、Twitterをやめたい人たちがマストドンに流れ、#MastodonというハッシュタグがTwitterでトレンド入りしているのを見て久しぶりに戻ってみました。
マストドンはオープンソースで、「脱中央集権型」のSNSで、個人で誰でも「インスタンス」と呼ばれるサーバーを作ることができます。これらのインスタンスはFederatedというサーバーにつながっています。Twitterの初期の頃には、自分がフォローしていない人でも、HomeにいくとTwitterを使っている人全員のツイートが見れたりしましたが、マストドンでもFederatedタイムラインに行くと見ることができます。(ただし、めちゃくちゃ早く流れていきます)
私がモデレータをやっていたインスタンスはMastodon.socialというところなので、久しぶりに戻ってみたら、「Twitterやめてこっちに移動してきた」という人たちが大勢いました。
私はTwitterを今すぐやめるべき、とは思っていませんが、昔から言われているように、無料サービスなのでいつ無くなってもおかしくないのでさまざまなSNSに居場所を作っておくことは悪くないと思っています。ですが久しぶりにマストドンに戻ってみて、たくさん新しい友達ができたし、今のところ企業の宣伝や誹謗中傷アカも少なく、「私の犬見て」とか「これ使い方まだわかんない」という呟き、またTwitterを脱出してきた多くの人たちが#Introductionのハッシュタグで自己紹介と興味のあるものを呟き、そこから新しくフォローしたい人を探すということが行われており、なんだか昔のツイッターみたいでとってものどかです。私はもうすぐ誕生日なので自分にちょっと良い万年筆を買いたいのでおすすめを聞いてみたところ、色々な方からコメントをもらいました。
イーロン・マスクが実際にツイッターを買収する可能性は低いとする記事を見かけたのでシェアしたところ、複数のマストドンユーザーから「イーロンがTwitterを買うかどうかは関係ない。もうTwitterのあの攻撃的なところにうんざりなので私はもうマストドンだけで良い」といったコメントが届きました。マストドンではいわゆる引用RTというものができない仕様ですが、これは創始者のオイゲンさんがTwitterにて引用RTでマウンティングやハラスメントが多く起こることにうんざりしてあえて不便を承知で設置しないことにした仕様なのだそうです。
現在のところ英語話者がほとんどなので、日本語でお話しできる方で参加してみたいという方、私はここにおりますのでぜひ声をかけてください。
新しいSNSとして気になっているのが、BeRealというSNSです。これが若い世代の間で流行っているとTikTokで聞いたので、早速ダウンロードしてみました。どういうSNSかというと、
ー投稿できるのは1日1回
ー自分が投稿しなければ友達の投稿をみることはできない
ー投稿する時間はアプリからランダムに指定が来る
ーアプリから通知が来たら2分以内に投稿しなければいけない
ー投稿はスマホの全面と後方両方を使って撮影される
というめちゃくちゃ縛りの多いSNSですが、このため、インスタグラムのような作った投稿ができず、本当にその場ですぐに撮影して投稿しないといけないので、アプリの名前どおりリアルの自分が投稿されるというしくみです。
このことを夫に話したら「そんなの、投稿する人誰もいないんじゃない」という答えが返ってきました。確かに、寝起きの姿を「今!投稿しなさい!」といわれて素直にできる人は少ないと思います。私もいちおうサインアップしてみましたが、現在の時点で友達が誰もいないので(笑)全体のタイムラインを見ていますが、ほとんどが学校や会社、ベッド、食べているものなど非常にランダムな写真ばかり。インスタグラムのようなプロの写真家が撮ったようなおしゃれな写真は皆無で、でもなぜか誰かがバイトの休憩中に食べているピザのスライスの写真を見るとなんだか親しみがわくのが面白いです。もし興味のある方がいたらぜひサインアップしてみてください。
今週のポッドキャストではお友達でスタンダップコメディアンの長嶋祐美さんとお話ししています。いつもニコニコしていてほんとうに話の面白い人です。
お知らせ:日本時間5月2日月曜日の夜(8時ごろになると思います)にJ-WAVEのJAM THE PLANETにまたお邪魔します。聴ける方はぜひ。
今週読んだ本
首が痛かったこともあり、ほとんど本が読めていません。引き続き”Five Little Indians”を、そして最近大好きなジョージ・オーウェルの”1984”を引っ張り出してきて好きな部分を読んだりしています。私って実はディストピアものが好きなのかも。
今週聴いたポッドキャスト
今週はずっと家にいたのでずっとポッドキャストを聴いていて、珍しくプレイリストに載っているエピソードを全部聴いてしまい聴くものがないというところまでいきました。
これまでにも何度も紹介しているThis is Actually Happeningのエピソードではヘイトクライムをおかしてしまった男性がその後アジア系レストランのシェフになるまでの話をしていて、感動しました。
ブレネー・ブラウンのDare to Leadポッドキャストではダン・ピンクが「後悔」の大切さについて話しているエピソードもとても良かったです。
ストーリーテリングのポッドキャストThe Mothでは25周年記念としてこれまでのさまざまなエピソードを紹介しています。今週聴いたエピソードでは、エリザベス・ギルバートが妻Rayya Eliasが亡くなった時の話を久しぶりに聴いて涙がでました。このエピソードを初めて聴いた時のことは、2019年にブログに書いています。
今週観たTV・映画
今週は次男がいるので、ずっとマーベルの「ムーンナイト」を観ていました。オスカー・アイザックは私の推しです。多重人格のキャラクターを演じていると、同じ人間が演じていることを忘れてしまうくらいで、本当に才能ある俳優さんだなと思います。
今週はドラマばかりみていました。”Better Call Saul”の最新エピソードを観て涙し、時間のある時にちょっとずつ「パチンコ」も観ては涙しています。
あとWeWorkの興亡を追った”WeCrashed”も昨夜最後のエピソードを観終わりました。めちゃくちゃな会社を作ってIPOに失敗して最後にはCEOの座を追われたアダム・ニューマンは最後にはそれでも巨額の富と共に去ることになり、結局最後に勝ったのは誰?と考えさせられました。
それでは今週はここまで。みなさま良い週を!
BeReal 面白そうと思ってしまいました。見てみようかな。