今週もあっという間でした。アメリカのPresident's Dayと同じ日にこちらではFamily Dayというボーナス的休日があったので3連休だったのですが、連休ダラっとするとそのあとのShort weekにバタバタしますね。いつになったら学ぶのか。
ビクトリアというのはカナダで最初に春が来る場所なので油断していたら、昨日、今日と氷点下の気温です。それでも昨日はダウンタウンに行った際、ビクトリアで最初に花(桜ではなく梅ですが)が咲くストリートで今年最初のお花見をしました。
今週は、以前も少し書いたかもしれませんが、この9月に開催される日本人・日系アーティストが集うシンポジウムのミーティングが複数ありました。カナダで日系アーティストが集う会というのは戦後1、2回しか行われていないので今回はできるだけ多くのアーティストに参加してもらいたいものの、参加希望者を全員呼ぶわけにもいかず、委員会でやむを得ず選別ミーティングをしました。
アーティストという人たちは、常にRejectされてきているので、(それはアーティストという生き方の一部であると言う人もいますが)できるだけ、オーディションのようなことはしたくないとみんな思ってました。委員会メンバーの一人(カナダで有名なビジュアルアーティスト)はどうしても選別作業に関わりたくないと、選別作業をする時だけ一時的に委員会を休んだほどです。それでも、なんとか、多様性、アクセスなどを考慮して参加アーティストのリストができあがり、今週招待状を送りました。
今週のポッドキャストでは、リスナーのみなさんのPet Peeveを集めて紹介しました。コメントを寄せてくださったみなさん、ありがとうございました。
アクセスに関して。今朝、先週のはみライにゲストで出ていただいた松崎悠希さんからDMがあり、彼のろう者のフォロワーさんのために、彼が出演したエピソードのTranscriptを作りたいとのこと。
これまで、はみライの過去のエピソードは私のブログにまとめていたのですが、第122回で止まっています。松崎さんのメッセージを機に、これからははみライのエピソードにはTranscriptを付けて、ブログに貼っていくことにします。
松崎さんは手動で(!)Transcriptを作ってくださるそうですが、最近は結構性能の良いツールも出ているようなのでリサーチしてみます。もちろん、ツールを使うのはドラフトのみで、最終的には実際にチェックする予定です。
とりあえず自分でやる予定ですが、もし、ボランティアで手伝っても良いという方がいらっしゃったらご連絡ください。はみライは個人で配信しているポッドキャストで、頂いているわずかなサポートはポッドキャストの配信費用に使っていますので報酬が出せないのが心苦しいのですが、毎エピソードでのクレジットでお名前を紹介、そして(めったにない)有料イベントの際には参加費を免除させていただきます。
はみライポッドキャストはこの4月でシーズン5に突入します。Transcriptをつけるまでこんなに時間がかかったのは恥ずかしいのですが、そのきっかけを作ってくださった松崎さんに感謝です。
今週はClubhouseの「読み解く英語: Next level English」のお部屋を久しぶりにやり、ウクライナとロシアの情勢に関する英語ニュースを読み解きました。なかなか複雑で、しかも私は歴史が苦手なので(学校できちんと勉強すればよかったと後悔)難しかったのですが、Co-hostのマヤ・バーダマンさんがポッドキャストに来てくださった際に仰っていた「教えることは二度学ぶこと」を実感しました。
マヤさんはブログではみライの紹介もしてくださっています。ありがとうございます。
「読み解く英語」のお部屋は来週、再来週とまたお休みですが、3月第3週には復活します。
Dare to Leadのブッククラブでは、「価値観」についてのセクションを今週末読みます。価値観については、過去にポッドキャストでも話し、ブログにも書いていますので良かったら読んでみてください。あなたの一番大事な価値観2つはなんですか?
また、Atlas of the Heartを読んでいくブッククラブは3月最終週か4月の最初の週から始める予定です。希望がある方は教えてください。
今週読んだ本
Care Of
今週、ずっとちまちま読んでいたIvan Coyoteの”Care Of'“を読み終わりました。Ivanはカナダでは有名なトランス・ノンバイナリのストーリーテラーで、カナダ中をツアーで回っています。コロナ禍になり、ギグが全て一時停止されてしまった時、Ivanはこれまでに送られてきたさまざまなファンレターに返事を書くことにしました。。。
もともとIvanはものすごく才能のあるライターなので、「どうしたらこんな素敵な文章がかけるのか」と感心しながら読みました。トランスジェンダーやクィアのファン、またそう言った人たちを家族に持つ人からの手紙がほとんどですが、愛に溢れています。
Death on the Nile
映画のセンティメント解析の仕事で、この数週間「ナイル殺人事件」の感想をウェブで追っています。映画自体も面白そうですが、アガサ・クリスティーの原作を読んでいないのでまずは原作を、と日本語版の電子書籍を購入しました。さすが世界のベストセラー作家だけあって、面白くどんどん進み、今週はずっとこれを読んでいます。やっぱり推理小説って面白い!
今週聴いたポッドキャスト
Ologies
今週も色々聴きましたが、昨夜家事をしながら聴いたOlogiesのADHDに関するエピソードが本当に勉強になりました。私自身はADHDはありませんが家族がひょっとするとそうかも、という話が以前あったので、ADHDの世界の第一人者のDr. Russell Barkeleyの話はいろいろと目から鱗でした。今週のエピソードはパート1で来週のエピソードも楽しみです。ちなみにOlogiesは私がはみライの最後に話す「今週の内緒話」を真似たポッドキャストで、しかもTranscriptはかなり以前からボランティアで配布、子供向けにSwear Wordのない再編集したエピソードを配信したりと、アクセスに関して以前からずっと先を言っている、私が参考にしているポッドキャストです。
今週観たTV・映画
今週はずーっと毎日Westworldのシーズン2を観ていました。他にも観たい新作の映画やドラマがたくさんあるのに。
リプリゼンテーションに関して、全く知らなかったのですがWestworldのシーズン2にShogunWorldが出てきて真田広之さんや菊地凛子さんが出演しています。数週間前に「コブラ会」でのいいかげんな日本の表象についてツイートしましたが、さすがWestworldは予算があるのか、90%日本語をきちんと話す俳優を起用していて、しかも日本語のセリフもおそらく歴史的背景などをきちんと理解している日本人の方が書いたもののようで、「これこそ正しいリプリゼンテーション!」と感心しました。女郎(と言う言葉は一般的に使っても良い言葉なのか?)役の菊池さんの踊りは日本舞踊ではなく何だか不思議なダンスでしたし、下着のような着物が気になりましたが、それでも平均よりはずっと良い表象でした。
Westworldはようやくシーズン3に入り、早く観終えたいです。
と言うわけで今週はここまで。みなさん良い週を!