2026/07/17 入院・手術備忘録
2週間の日記をまとめて
前回の配信では色々と検査をしたことを書いていましたが、long story short, 胆石が見つかり、急遽入院して胆嚢を除去する手術をしました。そこで、今回は主に自分のための備忘録として2週間分の日記をまとめて短く載せます。
6/28(日)
ムショラン観終わった。庭仕事した。
またキャスティングを手伝ってくれという話があり、何人かに連絡。
6/29(月)
例のウェブサイト再建のプロジェクトのため、最終選考に残った4つのウェブデザインの会社とミーティングをすることになり、この日は朝10時と午後2時に2社ミーティング。
全カナダ日系人協会のExecutive Directorのケビンはカルガリーから数時間の小さな村に住んでるんだけど大雨で橋が壊れたりして、避難しないといけないかも、と言っていた。そのうち、10時のミーティングが終わって話をしてたら電話がかかってきて、避難することになったというので慌ててミーティングを終わらせた。怖いな。
6/30(火)
夫がどこかで風邪をもらってきたようで、ほぼ1日中咳をしている。嫌な予感。
案の定、私も、体調は悪くないけど少し咳がでるようになってしまった(怒)
7/1(水)
カナダデイだけど、私にとってこの日はカナダの先住民の人たちのことを考える日なので、特にイベントなどには行かない。家でゆっくりして、庭仕事をしてのんびり過ごした。
夕方から次男はバイト、その後は友達の家でピザを作るのだと出かけて行った。夏休みを満喫しているようで良かった。夫が休みなので、「まんぷく」をNetflxで観た。オープニングの映像がすごく変。
7/2(木)
木曜日なのに、前日が祝日だったので月曜日のような気がして調子が狂う。
朝から芸術文化教育委員会のミーティング。夏休みなのでバケーションに行っているメンバーも多く、定足数に足りるか焦ったけどなんとか委員の半数は参加できて良かった。この4-5年関わってきたこの委員会も、9月で私は委員長を降りることになっている。
7/3(金)
雅子とゆり先生とでお気に入りのPart & Parcelにランチ。ゆり先生からは畑で取れたというチャード、ケールそしてレタスをもらった。ランチの後はカフェに移動して数時間喋っていた。気がつくともう5時!咳よりも、多分しゃべりすぎで喉が痛くなってきたので週末はあまり話さず大人しくしようと帰宅すると、仕事に行っているはずの夫がTVを観ている。まだ咳がおさまらないので休んだのだそうだ。残りものをテキトーにご飯にして、2人でガス人間を観た。
7/4(土)
前の日に散々喋って喉を痛めたようで、かなり疲れたので1日ゆっくり過ごした。
7/5(日)
声がでない。咳もでる。夫にうつされたのが忌々しい。幸い体調は悪くないけど、咳って人に嫌がられるので困る。
7/6(月)
まだ声がでない。咳もでる。最悪。
7/7(火)
朝イチで空きっ腹にコーヒーを飲んだからか、また胃がシクシク痛い。咳もでるし、最悪。これまでは半日くらいすると胃の痛みはおさまったのに、この日はずっと痛かった。つらい。
7/8(水)
胃が痛くてよく眠れず、絶望的な気分。できるだけ横になっていた。咳はまだでる。
気がつくと24時間胃痛が続いている。タイラノール(アセトアミノフェン)を飲んだけど効かない。(注:この時点では胃潰瘍だと思っていたので、胃潰瘍の時はイブプロフェンは飲んではいけないことになっているのでアドビルなどは摂っていない)
ずっと頭のなかで、誰かに、”Help me”って繰り返していた。
ファミリードクターのハナ先生とのアポが翌日の朝入っているけど、かれこれ24時間以上胃が痛いので、ERに行くべきなのか迷って、811という非緊急時のナースラインに電話。結局ナースがドクターに電話をかけさせます、と言ってくれて、お医者さん(私のドクターではない、知らない人)から電話がかかってきた。ハナ先生との検査前の問診では胃潰瘍の可能性が高いと言われたこと、各種検査は先週済ませていて、翌日のアポで結果を聞くことになっていることを伝えると、この先生からは3ヶ月禁酒を言い渡された。お酒は家ではほとんど飲んでないんだけどな。結局、翌日のハナ先生とのアポまで待つことになった。
5時半から月に1度の3時間ミーティング。すごい体調悪かったけどなんとか出席。
雅子が茅乃舎の野菜コンソメを持ってきてくれた。すごく美味しい。
7/9(木)
9時45分にハナ先生と電話で話す。なんと、胃潰瘍の原因であるピロリ菌は陰性だったそう。ただ、超音波で胆石が見つかったと言われた。
火曜日からずっと胃痛が続いていること。811にも電話したけど先生と話すまで待てと言われたことを告げると、その日の午後、クリニックに来なさいと言われる。ただハナ先生は居ないから、別の先生が診てくれるとのこと。
3時半にクリニックへ。今まで会ったことのないスコット先生という男性にまた最初から全部説明する。胃潰瘍と思っていたけど検査の結果陰性だったこと、胆石が見つかったこと。一通り説明した後に触診へ。ずっと左の鳩尾が痛かったんだけど、スコット先生に右の鳩尾を触られるとすごく痛いことに気がついた。「ここ胆嚢だね」と言われ、胆石を持っていても普通の生活をできる人はたくさんいるけど、これだけ痛いんだったら、手術した方がいいかもしれない、ただそれは手術医の判断なのでこれからERに行けと言われる。一旦帰宅し、準備をしていると出先で夫が雅子にバッタリ会ったそうで、病院まで送ってくれて助かった。
ERへ。夕方6時15分にチェックイン。ERで長く待つのは想定内なのでスマホの電池や本など一通り持って行った。予想通り、ERはいっぱいで、隅の方にやっと座るスペースがあった。途中でナースが出てきて、夜間だとドクターが減って1人しかいない(⁉️)ので9時間待ちだと言っていてびっくり。それはこれまでの中でも最長な気がする。
待っている間に血液検査やECGをする。
7/10(金)
日付が変わって、名前を呼ばれたのが朝2時ごろ。診察室に入れられてからもひたすら待ち、ドクターに会えたのが朝3時45分。一通り説明して、このドクターも、胆嚢だから手術が必要かどうかCTスキャンをして入院した方がいいと言われる。
病院だから当たり前なのかもだけど、CTスキャンの技師さんとかでも夜勤があるのにちょっとびっくりした。初めてCT受けたけど、なんか不思議な体験だった。「スキャンを見やすくする薬を入れるので身体がふわっと暖かくなって、おしっこしてるような気になりますが、Don't worry, you're not」と言われて笑った。
CTスキャンの後、さらに待合室で待つ。
病院の待合室の椅子がとにかく座りごごちが悪く、体の大きな人や、年配の人はもっとしんどそうだった。診断室に入ってからは私は診察台に横になり、ブランケットをもらって待ち時間は休んでいられたけど、付き添いの夫はずっと座りっぱなしでかなりしんどかっただろうと思う。
朝になり、昼間のスタッフと交代する頃に上の階の病室へ移された。サンルームという大きな窓のある個室だったけど普段は手術前の人が入る一時的な部屋らしく、トイレがついていないので点滴のやつをガラガラ押しながら別室のトイレを使った。疲れ果てた夫を一旦帰宅させる。手術になる可能性があるので一切食事が取れず、水を飲むのも禁止されつらかった。あまりのつらさにスマホで「食べたいものリスト」なんか作っちゃったよ。
夜9時まで待って、今日は手術なしと言われる。私の前に10-12件の手術が入っていてもちろん緊急事態によっては優先順位が変わるらしく、私は翌日のリストに入れられたとのこと。手術が無いとわかったらすぐにナースがディナーを持ってきてくれた。Salisbury steakというハンバーグみたいなものだったけど、あまり美味しくなかった。ああ、美味しいもの食べたい。
7/11(土)
朝起きて、血圧や熱を測ったりされる時に、ナースが、今日手術になると思うからはっきり決まったら教えてくれるとのこと。しばらくして、手術は12時半と知らされる。夫に連絡。夫が病院に到着する前に、11時半くらいにお迎えの人が来て、ORへ移動。私はコンタクトがないと全く何も見えないド近眼なので、手術前にコンタクトを外したらもう何も見えない。もちろんスマホなども持っていけないので、もう赤ちゃん状態である。しかも、手術の準備室でまた1時間ちょっと待たされてすることがなく困った。仕方がないから目を瞑ってた。前日に話した手術医のヘザー先生(テキパキした話し方のできる敏腕手術医という感じでカッコよかった)が一通り説明をしてくれて、麻酔医の先生からも説明があった。全身麻酔なので(私にとっては)一瞬で終わるのが幸い。手術室に移動して、手術台に乗る時、The Pittとかのドラマだと”1、2、3!”で移動させてくれると思ってたけど、自分で移動してくださいと言われてちょっと調子狂った。麻酔を吸い込んだらもうその後の記憶はない。
気がついたら違う病室で寝ていた。術後1時間くらいだったと思う。全てうまく行ったと言われほっとする。その時点で午後2時半か3時くらいだったと思う。ディナーに、チキンアルフレッドパスタのお皿を二つ持ってこられて、何かの間違いかと思ったら私のメニューにはx2と書かれていて、手術後に体力つけろ、ってことなんだろうけど、食いしん坊の私でもさすがに術後1時間では食欲がなく、まだ麻酔が少し効いているのか、食べながらウトウトしてしまった。あとで食欲出るかもだからとりあえずそのまま置いておいてもらう。夫や友達にメッセージする。お腹には4つ穴が開けられていて大きな四角い包帯が貼られている。今回の手術は腹腔鏡手術だったので開腹手術に比べて負担が少ないらしい。うまくいけば翌日には退院できると言われた。退院について、何人かの日本人の友達から「やっぱりカナダは即退院なんですね」とか言われたけど、病院がつまらないから私は早く退院したかった。痛み止めももらい、安静に過ごした。
ちなみに今BC州のナースはストライキを予告していて、私が入院していた時はJob actionと言って、必要最低限のことしかしない状態だったが、私が退院した翌日から本格的なストライキに入ったので、そういう意味では変に運がよかったと言える。
ナースに限らず、ドクターも、スタッフもみんな明るくて親切だった。カナダの医療システムは崩壊しているけど(ER待ち時間9時間とかありえん)、中で働いている人たちは一生懸命仕事をしていると思う。本当に感謝の気持ちしかない。
入院した時、夫に”Welcome to our senior years”と言ったんだけど、ほんとこれからお互い病院に来ることや入院が増えてくると思う。夫はコロナの時期に心臓発作で入院したんだけどパンデミックのためずっと1人で可哀想だった。
幸い普段は私は体は丈夫な人間なんだけど、たまにこういうふうに病院にお世話になると健康の大切さや家族や友達のありがたみを感じるので、いい勉強になった。
病院まで送ってくれたり差し入れを持ってきてくれた雅子、退院時に迎えに来てくれて差し入れをくれたりえちん、お花を送ってくれたあこさんとさなさん、そしてこれまた差し入れを持ってきてくれたまみちゃん、本当にありがとうございました。
とりあえず今日はここまで。
次回から通常通りの配信に戻ります。
たくさんのメッセージ、差し入れなどありがとうございます。
まだ疲れやすいのでメッセージの返信などは遅めになっていますがご了承ください。




