2026/03/03 国宝ざんまい
通訳・麻雀・インティマシーコーディネーター
2/22(日)
バンクーバーから帰って来た翌日なので朝は少しゆっくり。
「国宝」がようやく北米でも一般公開されたと思ったら、1週間だけらしい。なんだよ。
去年、ブラックフライデーの時期にCineplexの映画館でやってるCineClubのメンバーになった。1ヶ月$10くらいで、月1枚映画のチケットが無料になり、しかもそのチケットは使わない場合は繰り越せる。なので喜んでCineClubに参加したものの、12月、1月は特に観たい映画がなく、無料チケットが2枚になっていたのでそれで国宝を見に行くことに。日本ですでに1回観ているまみちゃんと、今回初めて観る夫の3人で行って来た。
映画館では友達のあいみちゃんも夫さんと来ていて、他にも日本人らしき人は結構来ていた。
帰りは3人で映画の感想を語り合いながら帰った。うちの夫は”Best movie I have ever seen”と非常に感動していた。
映画の感想は下に。
2/23(月)
昼間は普通に仕事。
夜はビクトリアで8月に行われる日本文化祭の打ち合わせ。結構コーディネータ役の人が必要なので、色々リクルートしないといけない。
2/24(火)
この日は職場でほぼ1日中、新しくリクルートする通訳の人たちを面接した。うちの職場では多様なクライアントがいることから通訳・翻訳部門があり、私はそこをまとめている。外部の企業や団体、学校からの依頼もあるので、定期的に通訳や翻訳者を集めている。コミュニティの通訳なので、学校に通い出したり、仕事が忙しくなったりしてもうできませんという人がでてきて、通訳が足りない状態になってきているので、今絶賛リクルート中である。
今一番足りないのは、スペイン語、韓国語、ファルシ語、ティグリニャ語、アラビア語、ソマリ語など。日本人の通訳も今一人しかいないので募集したいが、いかんせん日本語の通訳が必要になることがまずない。数週間前にSNSで募集をかけたので申し込みは結構来たけど、一番需要が多いのが平日の昼間の通訳なのに、翻訳だけとか、フルタイムの仕事をしているので夜と週末ならできます、という人が多くて、意外と集まっていない。疲れた。
2/25(水)
家で仕事の日。
NAJCでグラントライターをしているメガンとミーティング。助成金の申請書を書いてくれるグラントライターという人たちは今あらゆる場所ですごく必要とされている職種。
8月にバンクーバーで開催される日系のお祭り、パウエル祭に参加するので、そのための申込書に関するミーティング。いろんな世代のアーティストが集まって話すパネルディスカッションにしようということになった。メガンは若いのにテキパキと仕事をしてくれてとても助かる。
2/26(木)
夫が「国宝」フィーバーにハマって、もう一回観たいというので、仕事の後にまた観に行った。私は観るのはこれで3回目。
仕事のあと、鳳凛ラーメン食べて、映画館へ。
CineClubの特典のひとつで、毎月1個Lサイズのポップコーンが無料でもらえるのだが、2月はまだもらっていなかったので、(2月26日だったので2月中にもう映画行かないとわかっていたので)ラーメン食べた直後なのにポップコーンをもらい、少しだけ食べてあとは持ち帰った。
3回目の「国宝」。仕事の後だし、食事もした後だからもしかしたら寝るかもなー。トイレにも行きたくなるかもだけど、3回目だから良いか〜と思ってたら眠くもならず、トイレにも行かずしっかり観た。やっぱり面白い。
帰りのバスでまみちゃんとバッタリ会い、国宝また観たの!と驚かれた。
2/27(金)
出勤はしない日だったけど、忙しかった。
夕方からポットラックだったので、朝は仕事を色々片付けて、1時のZoomミーティングの直前にブルスケッタの材料を買っておいた。
1時半にミーティングが終わり、メールより話した方が早いとメガンと急遽15分のZoom。その後ニキさんとポッドキャストの収録でまたZoom。話が弾んで1時間半くらい話してしまったが、5時から用事があるので4時過ぎにしぶしぶお別れ。その後ダッシュでブルスケッタを作り(トーストしたバゲットにトマトとか乗せるだけなので楽勝)、4時45分にカーシェアの車でダウンタウンまで行き、職場で開催される麻雀クラブに初めて参加して来た。
日本で「ドンジャラ」が流行った世代なので、基本的な遊び方は知っているものの、役のこととか全く知らず、麻雀に関しては素人だけど、オフィスの中国系のスタッフが中心になって、麻雀ナイトが始まったことを知って、すぐに参加を希望したのだ。
この日はちょうど12人(女11人、男1人)が集まり、90%が中国系の同僚。ポットラックディナーの後、早速3組に別れて開始。事前にルールを説明したYouTubeビデオを送ってもらっていたので、比較的スムーズに行った。時々間違えることもあったけど、ほとんどが初心者なので、誰も怒らないし(笑)、色々話しながら大笑いして遊んでほんとにあっという間に時間が過ぎた。結局私のテーブルは5回プレイしてみんな1回ずつ勝てた(一番経験の多いボスが2回勝った)のでみんな気分もよかった。麻雀って面白いな!ハマるのもわかる。今回は2回目で、仲のいいスタッフだけで集まってやってたけど、マネージャーが、「今後はオフィスで公表して、来たい人だれでも参加できるようにしよう。そうじゃないとなんかフェアじゃないじゃない」というので、これからも続く予定。また趣味が一つ増えた。
2/28(土)
結構バタバタした週だったので、朝はゆっくり起きた。
午後からHaus of Owlというアーティストのコワーキングスペースにて、ビクトリアのフィルム業界のネットワーキングイベントがあり、友達でインティマシーコーディネーターのメガン(グラントコーディネータとは別の人)が登壇するとのことなので参加して来た。彼女が登壇するまでにギョーカイの情報交換をいろいろできてよかった。なんかすごく有名なスターが(機密事項なので名前は教えてもらえなかったが)ビクトリアで撮影しているらしい。
しばらくしてメガンが登壇してインティマシーコーディネータの仕事について色々話してくれた。アジア人の若い女性がRepresentしているのも嬉しい。私がやってる文化コンサルタントやセンシティビティリーダーも、プロデューサーや監督が必要なものとして予算に最初から入れておいてくれないとなかなか仕事がないので、クルーの中に入れるのが当たり前という文化に早くなってほしい。他にもカウンセラーの人と名刺交換出来てつながりが増えて嬉しかった。
今週聴いたポッドキャスト
Ologies - Culcitology
キルティングの科学のことをCulcitologyというらしい。以前からキルティングは大好きでいつかオカネモチになったら素敵なデザインのものを買いたいと思ってたけどやはりすごい歴史と時間がつまっていて、聴いていてとても勉強になる面白いエピソードだった。これは前半で、後半ではOlogiesのリスナーが参加できるコミュニティキルトのプロジェクトもあるようなので参加してみようかな。
This is Love - Chloe and the Hare
野生のうさぎ(RabbitではなくHareの方)が住み着いた人の話。庭に野うさぎが来るだけでなく、そのうち家の中にも入って来てそこで赤ちゃんを産んだりとか、とっても心温まる実話。
野うさぎの赤ちゃんのことをLeveretsというのは初めて知った。
今週観たTV・映画
国宝
(ネタバレしているので観ていない方はご注意を)
去年の10月にバンクーバーで初めて国宝を観た時は、「良かった」くらいしか感想を書いていなかったのでここで改めて。あくまで私の感想です。
3回観て、オーディオブックも3回聴いて、(紙の本も今度日本に行ったら買おうと思っている)、私が一番強く感じたのは、やはり、「芸」、「アート」に取り憑かれた役者の狂気とその圧倒的なパワーに振り回される人たちということかもしれない。寺島しのぶさん演じる幸子が「役者っていうのはなんて意地汚い生き物なんやろうか」って言うお墓のシーンが、みんなの気持ちがそれぞれ理解できるため、個人的には一番胸が痛い。
夫と感想を話していて、「春江がなんて喜久雄と一緒にならずに俊介に行ったのか、そのへん字幕だけでわかった?」と聞いたら(字幕がかなり端折っていたのも、ツッコミどころ満載)なんとなく、という感じだったので、
喜久雄が春江に結婚しようと言った時、春江は「菊ちゃんはこれからどんどん上登りの役者やから、私はいちばんのご贔屓になる」とやんわり断ったのも、喜久雄と一緒になりたくないからではなくて、歌舞伎に取り憑かれている喜久雄に(無意識かもしれないけど)空恐ろしいものを感じていたからじゃないかな。そこまで行かなくても、取り残されてる感というか。それは俊坊が感じていたものとも似ていて(彼の方はもっと羨望に近い感情だと思うけど)だから2人は一緒になったんじゃない?と言うと、夫が”I see, because she knew she would never be his first love.”と言っていて、それな!と膝パーカッションだった。
私はアーティストとよくプロジェクトをするので、一般的にアーティストってどう言う人たちが多いのかは知っている。中でも私は役者という人たちが大好きで、一時はこれって自分が役者になりたいのかな?と思ってたけど、私は「どうしてもこれをやらないと私は生きていけない」というものが芝居じゃないことがわかって来た。私は役者と一緒に仕事をしてそのマジックを見ることが好きなんだと理解している。だからキャスティングとかもっとやって行きたい。でも喜久雄のように、役者という人たちの多くは、芝居をしないと生きていけないし、常に上手くなりたいと渇望している人ばかりである。このトピックなら何時間でも話せるので語りたい人は連絡ください。
大泣きはしなかったけど、胸にグッとくるシーンはいくつもあって、私の場合、3回ある、幕の閉まった後の呆然としているシーンや、あと、神社で悪魔と取引してたって言われた時の綾乃の顔、そして最後の「おとうちゃん、ほんまに日本で一番の歌舞伎役者にならはったね」というセリフ。
他にも好きなポイントは、まつ役の宮澤エマさん綺麗!永瀬正敏演じる権五郎がちゃぶ台担ぐのもカッコ良い!徳ちゃんの大人時代がないのが寂しすぎる(「ペルシャ絨毯」のセリフは原作では徳ちゃんが言った言葉)、そしてラストシーンはぜひ原作と同じようにして欲しかったけど、まあ仕方ない。
「ここも入れて欲しかった」という希望はたくさんあるけど、それでも素晴らしい映画だったと思うし、とても印象に残るものとなった。
ぜひ映画そのままのキャストで全12回くらいのドラマにして原作を映像化してくれたら嬉しいけど、無理かしら。




