2025/11/02 見えている現実の違い/彼氏がいることは恥ずかしいのか
停電・お化け屋敷・ハロウィン・ワクチン
10/26(日)
この日は中学生たちのお見送りの日。モールの駐車場に集合して、一人一人生徒たちがちゃんとパスポート持ってきているかなど確認。同じ家庭に一緒にステイしていた女の子たち二人が泣いていた。よっぽど楽しかったんだねえ。ホストマザーも、「またおいで」と目をうるうるさせながら言っていた。短い期間だけど、こういう経験をもとに、またカナダに来てほしいな。
バスにみんなが乗って出発する直前、最後に先生たちやツアーガイドさんが乗り込む際ご挨拶をしていたら、去年も来てくださったナースの方が「ポッドキャスト楽しみにしてます!」と言ってくださって、「えー!聞いてくださってるんですか!?」とびっくり。
そういえば、日記には書けなかったけど、レスブリッジでも「ポッドキャスト聴いています」と声かけてくださった方がいて嬉しかったな。あんまり更新できてないけど、やっぱり聴いてると言ってもらえると励みになる。
10/27(月)
朝仕事に行く準備をしていると、職場のTeamsにて「オフィスが停電している」との情報が入る。どうやら、建物に何者かが入り込み、メインの電源を切った(?)らしい。とりあえず復旧したら教えてとメッセージを送り、出かける準備をする。
出かける30分前くらいには、電気は復旧したが、インターネットがまだ落ちているとのこと。他の人たちは家から仕事ができるのだが私はパートタイムで雇われているのでリモートで仕事ができない。迷ったけど一応オフィスまで行ってみた。
オフィスに着くと受付にマネージャーたちが集まっている。エレベーターも動かないらしい。5階のオフィスまで階段を登り、運動不足を実感しながらパソコンを起動すると、1週間オフィスを空けていたのにメールが1通も来ていない。ネットにつながっていないからだ。幸い、その5分後にはネットは復旧し、普通に仕事ができた。例によって月曜日ということもあり、電話がバンバンかかっていて忙しかった。
10/28(火)
今週は月水金と仕事を入れたので火曜日は休みで、先輩のMさんとランチに行った。先日シドニーでタイを食べたばかりだけど、また食べたくなって、ダウンタウンのタイレストランで待ち合わせた。ちょっと困っている案件があったので相談に乗ってもらいとても助かった。日本人が集まると、やたらと裏でコソコソ話したり、本人には伝えずに周りの人だけに文句を言ったりするのが私は本当に嫌いなので、(海外に住んでいる日本人ってそういうのが苦手な人が多いと思う)そしてMさんもそういうタイプの方なので、取り合えずの解決案には納得できた。
ランチの後はまたValue Villageに行ってハロウィンコスチュームを物色。またもや混んでいて疲れた。
10/29(水)
この日も仕事は結構忙しかった。理事をやってるシアターカンパニーで、今週ずっとお化け屋敷をやっている。週末に行こうと思ってたら、特別価格の$5は今日までで、10月30、31日、11月1日は値上がりするらしい。商売上手いな。ADのマシューから、これまでスタッフで頑張ってくれていたインディーがトロントに引っ越すのでその軽い送別会もやるから来てほしいと言われる。仕事の後いったん帰宅し、もう一度出かけるのがかなり億劫だったけど夫と一緒にスタジオへ。
私はホラーも怪談も苦手なので、お化け屋敷も絶対入らない人なんだけど、このスタジオはこれからビクトリアダウンタウンのアートのハブとしていろんなイベントをやっていくことになっていて、理事として応援もしたかったので夫と入ってみた。劇団メンバーが作った手作り感満載のお化け屋敷だったけど、怖い人にはかなり怖い。久しぶりにめっちゃ叫んで、出てきたら汗だくになっていた。ちょうど、まみちゃんが高校生の娘Eとその彼氏をお化け屋敷に連れてくるというのでそのままマシューと話しながら待っていた。このスペースはそのうちビールなど飲めるカフェになって、スタンダップコメディや詩のリーディングなどもできるスペースになる予定。そのうち3人到着して若い2人がお化け屋敷に入って行ったが、ホラー好きというEとその彼氏は5分もしないうちに平然としてコンプリート。他の人が怖がってる声を聞きたかったのに残念。帰りはまみちゃんに送ってもらった。
10/30(木)
自宅で色々仕事。新しい通訳の案件が入った。
午前中はJapanese Canadian Artist Directoryに関する打ち合わせ。
夫がコロナとインフルエンザのワクチンを打って帰ってきて、疲れて午後からベッドに入ってしまった。
夜中になって、ベッドから飛び起き「寒くて仕方がない」とガクガク震えている。副反応かわいそうに。朝には少し落ち着いてたみたい。
10/31(金)
ハロウィン。本当はオフィスの仲良し3人組でドラマ「セヴェランス」の仮装をしようと言っていたのに、2人は一緒に出張が入ってしまい、オフィスには私一人だけ。最初は、一応アジア系の俳優が演じているMs. Caseyの仮装をしようと思ってたんだけど衣装を集めるのが難しく、最後には諦めて緑のタートルネックに、タイトスカートを履いてHellyの仮装ということにしておいた。が、Hellyは赤毛なので、日本人の私が服だけ真似てもただのオフィスの人に見えてしまう。出張に行ったリサが、Lumon(セヴェランスの会社)のロゴが入ったランヤードを作ってくれたので一応それを首からかけてみた。でもオフィスではあまり仮装している人もおらず、しかも私の働いている階は人の出入りも少ないので、誰にも気づいてもらえず残念。でもこの日のハイライトは、オフィスでやっている保育園の子どもたちがトリックオアトリートをしに来てくれたことで、みんな可愛かった。保育園の先生たちはみんなでクレヨンの仮装してたのも可愛かった。
午後からはオフィスでコロナとインフルのワクチン接種。会社に来てくれてすごく便利。
副反応が気になったけどとりあえずその夜は問題なく、仕事のあとは雅子宅でりえさんの誕生日パーティということでカニ鍋に舌鼓を打ち、トリックオアトリーターを見て目を細め、ドジャーズ対ブルージェイズ第6戦を観戦した。
いい気分で歩いて帰宅して、すぐ眠れた。
11/1(土)
やはり副反応があったけど、幸い夫が経験したようなガクブルはなし。単に微熱がでているようでだるい。タイラノールを飲んで、ソファで横になって、ずっとほったらかしだった「パチンコ」のシーズン2を観た。何人か友達が出ているのを発見するのも面白い。
午後になるとだいぶ調子も戻ってきて、迷ったけど、元々約束していたので夜はリサとダウンタウンで待ち合わせて例のお化け屋敷へ行った。11月に入ってるからもうハロウィン気分でもないかなと思ってたら、バスにKISSみたいな白塗りの仮装をしてきた人が乗ってきて、おお、と思ってたら、友達のあいみちゃんも乗ってきて、夫さんだった(笑)あいみちゃんは可愛い猫の仮装をしていて、これからパーティに行くとのこと。やっぱり土曜日にパーティする人も多いのね。


お化け屋敷には、ちょうどダウンタウンに映画を観にきていたという同僚のアルクとジュリアも合流することになった。私は2回目だけど、やっぱりちょっとドキドキした。4人でワーワー言いながらお化け屋敷通って楽しかった。リサを待っている間、お化け屋敷のスタッフ(若い俳優たち)と話していたので、終わったあと、アルクが「事前に、お化け役の人と話してたからそこまで怖くなかったね」と言ってて笑った。
その後隣にあるドラアグバーで1杯だけ飲んで、帰りはご近所さんのジュリアとアルクに送ってもらった。
今週は、トランプ大統領の来日のニュースで、高市首相の接待が結構親しいFacebookの友人の間で賞賛されていたことにびっくりした。ノーベル賞に推薦すると言ったその後にアメリカでの核実験を再開すると言ったトランプのことはどう思ってるんだろうか?Threadsにそのことを書いたら、「アメリカのことなんて関係ない」というリプが来たのにも呆れた。人によって見えている現実が違うんだということを今回もまた痛いほど実感させられた。
それから先週の日記に書き忘れたのが、視覚障害者の人をサポートできるBe My Eyesのアプリから久しぶりにサポートのビデオコールがあって嬉しかったな。今回は、HDMIケーブルの差し込み口を教えて、というサポート内容だった。
今週読んだ本
今週もコツコツとエリザベス・ギルバートの最新の本を読んでいる。
本じゃないけど、雑誌の記事で興味深かったのが、「ボーイフレンドがいることは恥ずかしいことなのか」というVogue の記事。私が最初見た時は全部読めたのだが、今はサブスクしてないと読めないようだ。最近は、「私の彼が〜」とやたら言うことが恥ずかしいことになっているという考察で、それには私も「確かにそうよな」と納得する。いまどき自立した大人の女が、彼がとか(特に英語でのBoyfriendという言葉には幼いニュアンスがあるので)ボーイフレンドが、とか会話に出すのは憚られる気がする。ポップカルチャーでは、彼氏をSNSで顔出しすることをHard launchすると言うけど、最近は例えば一緒にお酒を飲んでることを示唆するように彼の手だけ写真に載せる(こういうのはSoft launchという)傾向があるが、この記事では彼氏がいること自体もう持ち出さないという女性も増えてきているようだという内容だった。要するに、フェミニスト界隈ではDe-Centering Menと呼ばれる行為—男性を中心にすることをやめることのことだった。日本ではまだ「モテメイク」とかやってるからまだまだ先は長いかと思う。
今週聴いたポッドキャスト
Fresh Air
ポッドキャストが相変わらず溜まっているけど、今回特に面白かったのがマララ・ユスフザイと映画監督ギレルモ・デル・トロのインタビュー。デル・トロは「AIを使うくらいなら死んだほうがましだ」と言って話題になっていた。
今週観たTV・映画
The Morning Show
ジェニファー・アニストンとリース・ウィザースプーン出演のTV局が舞台のドラマのシーズン4。毎週水曜日に配信されるので配信されるとすぐに観ている。全体的に、めっちゃお金かかってるなあというセットとキャスト。シーズン4ともなると、いくつかのプロットはどうでもよくなってきてるが、それでも亡命しようとするアスリートが出てきたり、Bro系の男性ポッドキャスター(ジョー・ローガンがモデルなのか)が出てきたり、現代のメディア界隈の問題を反映していて面白い。
あとは時間のある時に「パチンコ」シーズン2を観て、毎朝「ばけばけ」を観て、「べらぼう」も日曜日の朝に観て、というのが日課になっている。



