2週間分の日記をまとめて。
2/2(日)
朝から録音プロジェクトを少し終わらせて、ビクトリア日系文化協会の年次総会に参加。私はニュースレターやコミュニケーション担当なので、1年間のレポートを発表した。出欠の名簿に書き入れている時に「チョコレートとナッツの詰め合わせがあるから欲しい人はくじ引き用に名前を入れるように」と言われ「チョコ欲しい!」と思って名前を入れたら、当たった。なんか当たりそうな気がしたんだよなー。日本人の若い人たち二人と知り合えてよかった。帰宅してもう少し録音したけど、話しすぎて喉が痛くなってきたので適当なところでやめた。
2/3(月)
氷雨の中出勤。職場で新しいプラットフォームを導入することになり、そのトレーニングを受ける。雪が降ってきてなかなか止みそうにないため、帰宅を心配する人たちが居るのでオフィスは4時半で閉まって嬉しかった。
シンポジウムの助成金の締切日だったので、申請書を書いてくれているブライアンと電話で最終打ち合わせ。
2/4(火)
雪のため会社はお休みになった。ビクトリアは雪が降ることがあまりないので、5センチくらい積もるとすぐに休校になったりする。小中高も大学も休校。溜まっていたことを片付けることができたのでよかった。録音プロジェクト終了。
2/5(水)
10時半からのシフトだったけど早めに家を出てバレンタインのデコレーションを買ってオフィスへ。仕事は忙しく、3時半までランチタイムが取れなかった。オフィス近くのカフェにワンタンスープがあると聞いたので行ってみたら、中国系のオーナーが一人で店番している。「ワンタンスープある?」って聞いたら作ってくれた。それだけでは物足りないなと思っていると新しくメニューに追加したというサモサを勧められたのでそれも頼んだ。
が、ガラガラのカフェでオーナーに作ってもらったランチを一人で食べてると、なんだか「どう?どう?美味しいでしょ?」っと反応を求められているような気がして気まずかった。だってワンタンスープは不味くはなかったけど微妙な味だったし、サモサは電子レンジであたためたのか、皮がふにゃふにゃでこれまた微妙な味だった。でも帰り際には美味しかったとお世辞を言ってしまった。嘘をつくのは嫌なので、ここにはもう来るまいと決めた。
2/6(木)
仕事は休みなので色々片付けた。朝のうちにクライアントにメールを出した。アイロンがけもした。ふじやとウォルマートに買い出し。翌日からトロントなので、留守の間に夫と息子が食べれるものを作った。
2/7(金)
5:30に起きて準備。バナナブレットを焼いた。前の飛行機が遅れたため私の飛行機も40分遅れるとの連絡がテキストで来が。
空港に早く着いたのでスピナカーズでベジタリアンベニーを食べた。結構美味しかった。待っている間に寝そうになる。
ビクトリアからトロントの直行便の機内では窓際の席で、真ん中の席が空席でラッキーだったが、やってきたアイル側の男がドカッと自分の荷物を真ん中の席に置いてムカついた。普通「荷物置いていいですか」とか聞くだろ。
機内では図書館で借りて来たBLACK BOXを3/4くらい読んだ。
ピアソン空港からUPエクスプレスに乗りダウンタウンのホテルにチェックイン。8時を過ぎていて、お腹空いていたのでホテルのロビーのバーで軽くなにかつまむかと思って降りていくと、夜は食べものは出していないと言われてがっかり。仕方なくデリバリーを頼んだ。
2/8(土)


7時半にロビーで朝食を取りチームと合流。全カナダ日系人協(NAJC)のチームはカナダ中に散らばってるのだが、しょっちゅうZoomやIn personで会っているのでほんと家族みたいな感じ。雪の中ミーティング会場のCentre for Social Innovationまで歩く。すっごく素敵なコワーキングスペースで、こんな場所でミーティングできるなんて羨ましい。1日ミーティングをして、ディナーは近くにある新しいモールThe Wellの地下にあるフードコートに行った。トロント在住のあんずさんも合流してくれた。私はポケ丼を食べて、てつおじさんのチーズケーキを分けてもらって、フルーツティーも飲んだ。雪の中ホテルに戻ったのが10時くらい。
2/9(日)
この日も同じく朝からCSIでミーティングをして、1時には全て終わり。近くにあったGyukiという小さなレストランでランチ。みんなはカツカレーとか食べてたけど私はディナーにカツ丼のレストランにいく予定があったので押し寿司にした。結構美味しかった。
ホテルをチェックアウトして、別のホテルに移動。4つ星ついてる割に安かったので決めたのだけど、4つ星は昔の栄光なんだな。。。という感じで、ごく普通の寂れたホテルだった。ただ古いので部屋だけはめっちゃ広かった。
2年前以来会っていないコウキチとイタリアンのカフェで待ち合わせ。ハッピーアワーなのでネグローニを飲んで、チーズやプロシュートのプラッターをつまみながら話をした。日系3世だけどおじいちゃんおばあちゃんと日本語を話して育ったというコウキチは、他の日系カナダ人よりも日本人に近い感じで興味深い。支払いをどちらがするかでおばちゃんのように揉め、君はゲストなんだから、と押し切られて奢ってもらった上に日本のお菓子の詰め合わせのお土産までもらってしまった。私より日本人らしい。
ホテルに一旦荷物を置いて、長男と彼のパートナーのララとディナー。カツ丼がメインのレストランで、私はカツカレーにしたけど昼からずっと食べているので全部食べきれなかった。長男は16日からストラッドフォードフェスティバルのリハーサルが始まるのでもうすぐ引っ越して、二人は遠距離になる。二人とも役者なので、だいたいいつも会うと芝居や映画やドラマの話になる。二人も「セヴェランス」にハマっていて、毎週友達とWatch partyをしているらしい。20代のこういう友達との関係って大事よね。
ディナーのあとホテルに戻ってもまた8時半くらいなので、ミーティングでずっと一緒だったケビンに今どこにいるの?と連絡したら、チームメンバーのステファンとパブでスーパーボウルを見ているというので合流した。話題のケンドリックのハーフタイムショウの後だったけど、ジンフィズを飲んでいろんな話をした。1日でいろんなところに行っていろんな人に会った日になった。
2/10(月)
朝から荷物をまとめてチェックアウト。荷物をホテルで預かってもらい、ジャパンソサエティへミーティングに行った。ここもおしゃれなコワーキングスペースで素敵だった。優秀な日本人女性というのはどこにもたくさんいるなと感心した。
実は取ってもらっていた帰りの便がUltra Low Fareとかいうチケットで、キャリーオンの荷物を持っていけないチケットだったため、持って来ていたパソコン用のバッグが座席の下に入らないサイズとわかり、預けないといけなくなった。そうなると座席の下に入るサイズのバックパックが欲しいと思い、色々見たもののイマイチ希望のものが見つからない。やむなく目に入ったHerschelで購入。
空港に行く途中でランドルとお茶。彼が今制作してる映画の話を聞いたり、クリエイティビティについて話したり、今コミュニティ内で起こっているドラマの話をしたり。ブレネーブラウンとエリザベスギルバートを読んでいる男の人と話すのはなんと頼もしいことか!今あることですごく戸惑っていて、「『これって私のせいなのか?』と迷っている問題があるんだけど、普通の私だったら『もう知るか、Fuck this!と思ってやめる(ブレネーが言うところのDisengagement)をしたいんだけど、やっぱりブレネー的にいうとUncomfortableな会話をしないといけないんだよね?」というとそう、と言ってくれて話が盛り上がった。また、彼もジャーナルをしているのでその話でも盛り上がり、「ジャーナルをし始めてから悶々と考える悩みがなくなった」ということで二人で激しく同意した。
その後近くの駅までスーツケースを運んでくれて助かった。
カルガリー経由でビクトリアに飛び、ビクトリアに到着したのは12時近く。
2/11(火)
トロントから戻ってきたばかりだけど朝5時半に起きて仕事に行く準備をした。新しいプラットフォームを使うようになり、しかもいきなり私が担当になったのでめちゃくちゃ忙しかった。でも3時に仕事を上がり一旦帰宅して、前から予定が入っていたバイトのトレーニングのため病院へ。医学生の試験で患者役をやるというバイトだ。一緒にトレーニングを受けた二人はもう10年以上やっているそう。うち一人はいかにも「役者!」って感じで役に入り込んでいて面白かった。
2/12(水)
この日は職場でOne Ingriedient Soupというのをやることになっていて、各自一つだけスープに入れる材料を持ってくることになっていた。私はジャガイモ担当だったんだけど、まさに家をでる5分前にそのことを思い出して、慌てて冷蔵庫を開けたら1個だけデカいジャガイモが入っていたのでそれを洗ってピーラーで皮を剥いて切って持っていった。みんなが持って来た様々な材料を鍋に入れて、ランチはそのスープを食べるというイベントだったけど、なかなか面白かった。仕事はめちゃくちゃ忙しくあっという間に3時になった。バスで帰宅し、4時15分にはさゆりんに迎えに来てもらいUvicで行われていたビクトリア映画祭にて「侍タイムスリッパー」を観て来た。すごく面白かった!帰りにさゆりんと陽子さんとでフォーを食べて帰宅。
2/13(木)
朝から芸術文化教育委員会のミーティング。まあいろいろあって大変だった。午後から仕事なのでダウンタウンへ。仕事は例によってめちゃくちゃ忙しかったけど、職場にある保育園の子達へと作ったハートの折り紙のバレンタインを子供達が取りに来てくれてめちゃくちゃ癒された。千代紙でハートの折り紙を作って、チョコを入れたものをスタッフにも配ったんだけど”This is so Japanese!”と言われてなんかおかしかった。子供の一人はバレンタインのカードとチョコとちいさなテディベアをくれて、めちゃ嬉しかった。
2/14(金)
朝からバスに乗ってUvic近くにある保育園で、日本から来ている幼児教育を学んでいる大学生グループの通訳をした。この研修のグループの通訳をするのは今年で2年目。特に問題なく終わり、帰りにUvicのガーデンを歩いて来たけど、まだ花はあまり咲いていない。バレンタインデーだけどごく普通の1日だった。
2/15(土)
朝5時起きで7時に家を出て病院に7時20分に到着。医学生の試験の患者役バイトの本番日。30人くらいの人が集まっていて、みんなそれぞれ違う患者役を担当する。提供される朝ごはんを食べていると、友達のCamにあった。大学の英語の先生なんだけどコミュニティ劇団で俳優もやっているのでみんな彼のことは知っている。私は今回初心者なので患者役のバックアップで、誰かが体調を壊したりした際のみ必要とのこと。1回だけDry runとして本番と同じようなリハーサルをしたあと、すぐに帰っていいと言われたけど、午後までは万が一電話がかかってくるかもしれないのですぐに出られるように準備しておかなければいけない。家に帰って溜まっているメールや仕事をガンガンかたづけた。Mailchimpでニュースレターを3種類配信した。
今週読んだ本
伊藤詩織さんのBlack Boxをもうすぐ読み終わるところ。
Wild
オーディオブック。シェリル・ストレイドが母親を亡くしたあと26歳でPacific Coast Trailを一人で歩き、いわゆる「自分探しの旅」にでた時の記録。リース・ウィザースプーン主演の映画版Wildは観た時からずっと好きな映画の一つだったので、今回原作を読めて良かった。この映画のことを考えるといつも思い出すのが、あるカナダ人の男友達に私がこの映画が好きと言ったら”Nothing happens (in the movie)!”と言われたこと。何も起こらないけど、彼女の中では様々な変化が起きているのは注意深く観ていれば(そして原作を読めば)明らかだ。シェリル・ストレイドは当たり前だけど文章の才能があるのであっという間に引き込まれた。⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
私もいつかこういうジャーニー系の本を書いてみたい。まあその前にジャーニーにでないとダメだけど。
今週聴いたポッドキャスト
今週はWildのオーディオブックを聴くことに集中していたのであまりポッドキャストを聴かなかった。
今週観たTV・映画
相変わらずSeveranceを新しいエピソードが出るたびに食いついてみている。
「阿修羅の如く」観終わった。
ビクトリア映画祭で観た二つの映画がとても良かった。
侍タイムスリッパー
インディ映画なので低予算な感じで、出てくる俳優さん私はみんな知らない人ばかりなんだけど、最後には主役の山口馬木也さんがめちゃくちゃかっこよく見えてくる。素朴な創りだけどとても良かった。「斬られ役」というアートにもフォーカスしているのも良い。未来にタイムトリップしてしまったピュアなお侍さん、すごく面白かった。
The Chef and the Daruma
バンクーバーでは有名なTojo'sというレストランのオーナーシェフ、東條英員さんを追ったドキュメンタリー。「とにかく美味しいものを食べさせてあげたい」という料理人の気持ちがすごく伝わって来た。カリフォルニアロールの発明人としてメディアにもしょっちゅう出てくる人なのでもっと大胆な人なのかなと思っていたけど、意外と素朴な印象を受けて好感を持った。カナダの人には近々Telusのプラットフォームで観れるようになるそう。