また今週もうっかりしていて更新が滞りそうになった。
1/7 (日)
1日家にいて、初めてのVoicyのエピソードを配信した。 ポッドキャストも配信。
夕方には日本から戻ってくる生徒さんを空港まで迎えに行った。遅延などなく無事に到着。翌日から学校が始まるので、留学生と思しき若者が沢山同じ便に乗ってたみたいで、みんな前日に一時帰国から帰って来てるんだなーという感じ。
ディナーは大好きなBold Butcheryで夫がShwarma bowlを買って来てくれた。日本ではシャワルマと書くらしい。
1/8(月)
この日から正式な仕事始めの人が多かったと思う。私もいろんな人にメールしたり請求書を送ったりした。1日中雨が降っていた。
ディナーはシャクシュカを作った。
1/9(火)
この日はお茶の先生ご夫妻主催の新年会というか、ビクトリアに移住して25周年目とのことでそのお祝いのランチに招待されていた。私も好きでよく行く日本食のレストランで、沢山の美味しい食事をいただき、帰りは残りものも持たされた。私はもうお茶は15年くらいやってないのに招待されてなんだか恐縮だった。現役でお茶をされているみなさんは素敵な着物姿の方ばかりだった。途中で、隣に座ったTさんから、その日(?)が先生の喜寿のお誕生日ということを聞かされ、何もお祝いを持たずに来たことにさらに恐縮。
この日はものすごーく風の強い日で、外ではいろんなものが飛んでいた。
ランチの後は、日本から見えている留学関係の会社の方とダウンタウンでお茶。アメリカでもビジネスをされているとのことで、お土産ですと気軽に下さったのがTrader Joe’sのチョコレートプレッツエルで嬉しかった。カナダにはTrader Joe’s(略してトレジョ)がないので、カナダ人にはトレジョのものをあげると喜ばれるというのをよくご存知。今後ぜひ一緒にお仕事しましょうという話になった。
夜はツナリゾットを作った。
1/10(水)
慌ただしい1日だった。
朝から家の中を見てもらう用事があり、でも私は同じ時間帯に新移住者委員会のZoomミーティングがあったので夫に対応してもらった。ミーティングの後はダウンタウンに出て行き、クライアントさんと今年最初のセッション。帰り道にオーディオブックで聴いていた「イブリン・ヒューゴの7人の夫」(感想は前回のニュースレター参照)を読み終えた。
夜はNAJCの全国役員会議。
1/11(木)
いろんな人にメールをして、仕事したーと感じた日だった。
お茶の先生に喜寿のお祝いができなかったのでせめてお花をと思って友達の花屋さんから注文した。
この冬の初雪。といっても散らついただけ。
4時からミーティングがあり参加したら、今週だけ3時半開始だったことを知り、30分だけのミーティング参加となった。
ニュースレター配信。
ディナーは肉なし麻婆豆腐。
1/12(金)
今年は暖冬で、去年は12月でも10℃とかだったんだけど、ようやく寒波がやってきて、BC州ではまずない-10℃くらいまで下がった。
買い物のために外出したら、何にも覆われていない顔が寒さで痛い。
友達でメンターでもあるランドルとZoomで話した。今年の目標は?と聞かれたので、今年はできるだけ沢山のセットで働きたいと言ったら、それをみんなに言うべきだよと言われ納得。具体的にどういうことしたいの?と聞かれたので文化コンサルとかOn set interpreterとか〜と言っていたら、「プロデューサーは興味ないの?」と言われ、びっくりして「プロデューサーってお金出す人じゃないの?w」みたいに言ったら「君は人をまとめるのが上手いからプロデューサーが向いていると思う」と言われて嬉しかった。つらつら考えると、ポッドキャストを始めたりブッククラブをやったり、カンファレンスやったりとかそういう意味ではプロデューサー業はずっとやって来ていることだった。映画のプロデューサーももちろんぜひやってみたい。ランドルにはいつもインスパイアされている。
Penablersからインクが届いたので色を見てみたら、ウェブサイトの写真と色が違うことにちょっとがっかり。特にRailroad Spikeというインクは、ピンクっぽい色とのツートーンが面白いのに、家でチェックするとただの緑がかった黒である。(詳細はインスタ参照)でもPenablersのヘンリーさんとメールで話して、各ブランドのインクは最高の照明で撮っているので実際の色とは違いがあることもあるし、一番良いのはサンプル($5くらいで買える)を買って試してみることだよねと言われ納得。でもインク自体は嫌いじゃないし、ヘンリーさんのサービスが良かったので近いうちにまたPenablersでインクのサンプルを注文する予定。こうやってどんどん万年筆沼にハマって行く。
ディナーはチリ。
1/13(土)
ビクトリア映画祭が2月にあるので、見たい映画のチケットを購入。こう言う時くらいしか新しい日本の映画が観れないので毎年楽しみにしている。
この日もまた寒かったけど、ダウンタウンに出て行ってタートルネックを数枚購入。いちおうサステナブルなブランドのものらしいが本当のところはどうなんだろうか。
私は昔からタートルネックが好きで、なんか冬の普段着はこれだけでよくない?とまで思ってしまった。よっぽどフォーマルな集まりでない限り友達とのディナーとかにも着ていけるし。いろんな色を揃えたい。
夕方からはブッククラブでまた色々みんなと話せて楽しかった。
ディナーはBaked tacos。タコスのシェルを全部ベイキングディッシュに入れてまとめてベイクする。簡単で美味しかった。
今週は初めてVoicyのHotトピックというのに乗って、「電子書籍か紙の本か」について話してみたので良かったら聴いてみて欲しい。はみライポッドキャストはお休み。
今週読んだ本
Where the Deer and the Antelope Play: The Pastoral Observations of One Ignorant American Who Loves to Walk Outside
日本ではあまり知られてないかもだけど、北米でそこそこ人気だったParks and Recreation(2009-2015)というドラマがある。インディアナ州の架空の街にある公園緑地課で働く人たちを描いたコメディで、著者のNick Offermanはこのドラマでちょっと変わった役人のロン・スワンソン役で有名。つい先週はThe Last of Us(ラスアス)のドラマでゲイカップルの一人を演じてゴールデングローブ賞を受賞した才能ある俳優だが、俳優業だけではなく、家具制作をやっていたり、一度インタビューで聴いたのは、妻のメーガン・ムラリー(Will & Graceのカレン役で有名で、私も大好きな女優)とは日本の茶道を用いた結婚式を挙げたという話もあって、なにかただものではない面白さを感じてファンになっていた。ちょうど図書館のアプリで自然を愛する彼の本があったのでオーディオブックで聴いてみた。親友3人で国立公園にハイキングに行った話や、パンデミック中にエアストリームを購入して妻と色々な公園にキャンプに行った話などをユーモアを交えた彼独特の文章で語っていて私もハイキングや自然が大好きなので面白かった。そしてやはり本人が読んでいるオーディオブックだと2倍楽しめるし、この本の一番素敵なところは最後に、妻のメーガンがこの本のタイトルにもなっているHome on the rangeを歌っているところ。ちょっと涙がでそうなくらい美しい歌声に感動した。YouTubeで発見したので聴いてみたい人はこちらから。⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
Crying in H Mart
これも、図書館のアプリで。人気の本は沢山読みたい人がいるので、順番待ちのためにホールドをかけるのだが、時々「今この本空きましたよ、今なら順番をスキップできます!」という通知がくる。それはタイムセンシティブな通知なので、反応しないと誰か別の人が借りてしまうのだがこの本は運良く借りることができた。
Japanese BreakfastというバンドのボーカリストのMichelle Zaunerによるメモワール。韓国系アメリカ人のMichelleが自身の生い立ちと母親のがんの闘病記を書いている。今日本語では西加奈子さんの「くもをさがす」を読んでいて、がん闘病記に囲まれているのだけど、暗いので、悲しいので読まない、読みたくないというのはとても失礼な気がしてしまう。H Martというのは韓国系のスーパーのチェーンで、バンクーバーにもあるし、ビクトリアにも今年できるらしい。
家族や自分自身の闘病記や、愛する人が亡くなった後のメモワールというのは意地悪な言い方をするとみんな似たようなものではないかと思うのだけど、それでもみんな書きたい人は書くべきだし、当たり前だけど、似てはいても同じストーリーというものは一つもなく、みんなそれぞれ違うディテールがある。これは出産とか、離婚とか、さまざまな人生のドラマに関して言えることだと思う。世の中には人の数だけストーリーがあるんだということを思い出させてくれた本。Michelle Zaunerは文章の才能があり、これからフィクションなんかも書いて欲しい。⭐️⭐️⭐️⭐️
今週聴いたポッドキャスト
Freakonomics Radio- Why Is There So Much Fraud in Academia?
なぜアカデミアには不正が多いのかというトピックで、2回に分けて詳しく調査しているエピソードが面白かった。
Criminal - 48 Hours
これは再放送で、以前聴いたことがあるエピソードだけど完全に詳細を忘れていた。とあるカップルが夜中に侵入者に襲われるのだけど、警察の対応があきれるくらいずさんですごい。2回に分けて放送されているけどあっという間に聴いてしまった。
今週観たTV・映画
BTS Monuments: Beyond the Star
ひょんなことから夫とBTSのドキュメンタリーを観てしまった。私は全く流行に乗れていないのでBTSがすごいということは知っていてもそれ以外のことはほとんど知らなかったので色々勉強になった。ARMYのみなさんには怒られるかもしれないけど、8回のエピソードを全部観た今でもいまだに全員の名前と顔が一致しない。。。でもみんなすごく良い人、ポジティブというのはすごくよく伝わって来た。
The Curse
もう何回もこのニュースレターに書いて来たThe Curseが先日ようやく終了して昨夜最終回を観たのだけど、とにかくすごい終わり方だった。あれは何を意味するのか?色々疑問は残るが、あの終わり方だとシーズン2とかないよね。。。
簡単にいうと、このドラマのテーマはWhitenessである。とにかくこのドラマは、視聴者をUmcomfortableにするのにすごく長けていて、その不快さに耐えられない人はきっとすぐに観るのを辞めてしまっただろう。うちも夫が「このドラマすごくCringeyだから観るの嫌だ」と言っているのを無理やり観たけど、この不快さに敢えて耐えることが視聴者に求められていることなのでは?と色々考えてしまった。
The Creator
2070年、AIによりロサンゼルスに核爆弾が落とされたあと、人間とAIとの戦争が続くなか、今のアジアは、New Asiaと呼ばれている。AIとの戦争というところがすごくイマドキ感があるけど、私的には話がちょっと長すぎた気がした。主演はジョン・デイヴィッド・ワシントン(「テネット」の人)。とある事情でAIロボットの子供を匿うことになる。これって典型的な「一匹狼が弱いものを守りながら旅に出る」という、「マンダロリアン」「ラスアス」そして元祖は「子連れ狼」系のストーリー。観てないけど、数年前にあった「アリータ・バトル・エンジェル」(日本の漫画、「銃夢」のハリウッド版)に似ているのでは?と思った。New Asiaではいろんなアジアの文化が混じって表象されていて、文化コンサルタントとしては興味深く観たけど、渡辺謙が日本語と英語を交互に話したりするのはちょっとわざとらしくないか?と思った。まあ、それでも出鱈目の日本語が出てこないだけ少しずつ日本文化の表象は進んでいると言えるだろう。うちの夫はすごく気に入っていた。West Wing(邦題は「ザ・ホワイトハウス」で笑った)で有名なアリソン・ジャニーがバッドアスな軍の幹部を演じていて良かった。
さて今週はこのへんで。また来週!