6/9(日)
家から歩いて30分くらいのところにあるCook Street Villageにてブロックパーティがあったので一人でてくてく歩いて行ってきた。カナダの先住民の権利をサポートする団体というのは沢山あるけど、ビクトリアでいつも沢山のイベントでブースを出して商品を売ってファンドレイジングしているのがVictoria Orange Shirt Day。なぜオレンジのシャツなのかはこちらを参照。ビクトリアではKristinとEddieという二人がオレンジのTシャツその他の商品を売って活動していて、去年は夏の日本文化祭にも参加してくれた。Kristinと少し話し、この日は前から欲しかったネイビーにオレンジのHoodieを購入。
ブロックパーティと言っても、いろんなブースでクラフトとか洋服とかキャンドルとか食べ物とかいろんなものを売っていて結局はマーケットなんだけど、日本のお祭りもそんな感じなので、これがカナダのお祭りと言って良いのかもしれない。マンゴー味のソーダを買って飲み、チョコレートにディップしたストロベリーアイスを買って食べ、コーンドッグも買って食べた。
帰宅して裏庭で芝刈りしている時に、隣の庭に鹿の親子がいるのを発見。子鹿ってのはほんと可愛い。
6/10(月)
この日はフリーだったので溜まっている仕事を片付け、ニュースレターを書いたりした。
ちょっと遠めのスーパーまで歩いて行って買い出し。7Mに関するドキュメンタリーを観た。
6/11(火)
ひょんなことから、地元の不動産会社のコマーシャルに出ることになった。と言っても、多分オンラインのプロモーション動画か何かで、セリフもない。たまたま、とあるFacebookグループで、誰かが「コマーシャル撮影のため俳優を探しています」という投稿をしていて、コメントなどはせずにその投稿にただ「いいね」したら、その人からメッセージが来て「明日撮影来れる?」と聞かれ、場所を聞くと、ちょうど翌日の午後イベントで行く場所の近くなので、セリフとかないなら、、、と承諾した。不動産会社のCMで、セリフはないが画面に出てくる人が必要というだけの説明だったので、不動産業者の役をするのだろうと思って現場へ向かった。
到着したのはとあるコンドミニアムで、撮影監督とアシスタント、クライアントである不動産業者の女性と管理人の男性が居た。話をよく聞いてみると私の役は不動産業者ではなく、物件を借りるクライアントということで、管理人の男性と、部屋を見せてもらい契約書にサインする、などの演技を一通りやった。
私は映画やTVのセットで仕事したこともあるしカメオで端役で出演したこともあるけどプロの俳優というのではないので、不動産業者の人に「あなたは女優さん?」とか聞かれてフガフガしてしまった。確かに、全く業界のことを知らない人からしたら、私のこの日の役目は完全に「タレント」だったので。「フルタイムの女優じゃないんですよ〜」とお茶を濁しておいた。撮影自体はサクサク進み時間通りに終了。
午後からはこれまたひょんなきっかけで知ったThe Inclusion Project企画の、警察との関係を考えるコミュニティの集まりに参加して来た。12人以上参加する予定だったらしいのだが、なぜか主催者以外4人しか集まらず(全て私を含めて非白人の女性)最初は知らない人ばかりだしアウェイ感が半端なかったけど、イラン人のお母さんが作ったという手作りのランチがめちゃくちゃ美味しくて、他の女性たちとも話していくうちにみんなそれぞれのコミュニティで活動しているすごい人たちなんだというのがわかり、インスパイアされた。特に、二人に分かれて話し合うという時に、偶然隣に座った黒人の女性と話してて、その時は「Hi I’m Lisa」って言われたからリサって呼んでいたらミーティングの途中で、ビクトリアでは結構有名な教授ということに気がついた。
警察との関係をこれから良くしていくために信頼を築くにはどうするか、などという話で、私は日本人は「アジアの白人」と言われるくらい特権があるのでそのことについて感じる居心地の悪さなどについて正直に話をした。他の人たちもすごく心を開いて会話をしてくれていることが感じられ、まさにブレネー・ブラウンの言っている「I feel seen」と感じた午後になった。途中では先住民のエルダーの女性が、輪になって水をかけて清めるという儀式をしてくださって、それもとても特別な経験になった。最後にはみんなと連絡先を交換してまた話そうねと言って別れた。
帰宅してFacebookにそのことを書いたら、ある友達がメッセージをくれて、「先住民の中には『そこにいるべき人が集まる』という考えがあるから、あなたは今日その人たちに会うべくして会ったのよ」と言ってくれて嬉しかった。
さらにその後、昔ビクトリアに留学していて今は高知にいるあゆみちゃん(はみライにも以前ゲストで来ていただきました)を再度カナダに連れてくるプロジェクトについて何人かの日系カナダ人アーティストたちとミーティング。偶然全員女性だったのも嬉しい。これから色々話を進めていくのが楽しみ。
非常にランダムだったけど面白い1日になった。
6/12(水)
この日は某ボーディングスクールで通訳の仕事が入っていたので早朝に車をゲットしてコーヒーも買い、1時間ほど北上。二つのボーディングスクールを巡って来た。どちらも行ったことのある学校だけど、いつも生徒が楽しそう。お客様に落雁をいただき嬉しかった。
帰りにスーパーに寄って帰宅、昼寝して、夜は全国理事の月例ミーティング。これは毎回3時間くらいになるけどなんとか乗り切った。
6/13(木)
この日も忙しかった。こちらは年度末なので、学校を終えて日本に夏休み一時帰国する生徒さんを空港に送っていくため7時に車を出した。結構荷物があって、超過料金とられるかなと思っていたら、エアカナダのスタッフさんが日本の方で、未成年の一人旅ということもあり、おまけしてくれて感謝。無事にお見送りしたあと帰宅して芸術文化教育(ACE)委員会のミーティング。トロントでの戦略会議のまとめ。
ミーティングのあとはファミリードクターとのアポ。私にはA先生という、もうかれこれ10年以上お世話になっているファミリードクターがいるんだけど、Locumといって、A先生の元で働く別のドクターがA先生の代わりに診察してくれることが多い。この日は新しいLocumのW先生という人に会いに行ってきた。A先生も元気だけど、W先生も元気で、あっという間に診察は終わり、「子供が大きくなったし僕もセミリタイアしてるから最近はもっぱら旅行ばっかり行ってて。日本も行きたいんだよね!」と言っていて、裕福なドクターはいいわねと思ってしまった。 帰りにガーデンセンターもついてるカフェで、1個だけ残っていて土も乾燥していてプラスチックの容器も割れているかわいそうな花の苗をレスキューした。
6/14(金)
今週はバタバタしていたのでこの日はたまったメールの整理をした。
午後からはダウンタウンに出て用事を済ませ、Cook Street Villageに寄って食料品の買い物を。ここのスーパーで売っているGreen sauceというのが美味しくて、家で真似して作ったこともあるけどやっぱり買う方が楽で時々買ってしまう。この日はこのソースを使ったChicen rice bowlを作った。
6/15(土)
週末ということで少し遅く起きた。
賃貸物件を探していたクライアントさんの物件が無事決まったので、管理人さんから鍵を預かってきた。
帰りにふじやに寄って日本食料品を買いだめ。
次男は友達の家に遊びに行き、これまでいわゆるロン毛だったのに飽きたらしく、友達何人かと髪を短く刈って帰ってきて別人かと思った。
夕方にVIネットワークを配信。
最新のポッドキャストでは無意識のうちに「待ち」の態勢に入ってない?という話をしています。
また、ポッドキャストでもSNSでも報告しましたが、6月から予定していたBrave Culture Makersを9月に延期します。延期していなかったらすでに始まっていた予定ですが、「このスケジュールでBCMもやってたらどうなってたの」と延期してよかったと思っています。9月からのセッションは引き続き参加者を募集していますのでお申し込みまだの方はぜひ。詳細はこちらから。
通常なら週末にやるBrave Culture Makersを延期したものの、ブッククラブは違う時間でやってもいいかなと考えています。Threadsにも書きましたが、今読んでいる本がすごく良くて、これはみんなで読むべき本なのでは、、、と感じているので、北米時間平日の午後あたりで少人数のブッククラブをやるかもしれません。ブッククラブに興味のある方はぜひアンケートにご協力ください。締切は今月末です。
今週読んだ本
No Bad Parts: Healing Trauma and Restoring Wholeness with the Internal Family Systems Model
以前、 We Can Do Hard Thingsのポッドキャストで紹介されていたInternal Family Systemsを作ったDr.Richard Schwartzの本。まだ少し実感できていないけど、いつかこのメソッドのセラピーを受けてみたい。
今週聴いたポッドキャスト
Talk Easy - Ethan Hawke
今週は忙しかったのであまりじっくりポッドキャストを聴いていないけど、印象にのこったのが(再放送だけど)父の日特集で配信されていたイーサン・ホークのインタビュー。
今週観たTV・映画
Dancing for the Devil: The 7M TikTok Cult
長男に勧められて観たドキュメンタリー。韓国系アメリカ人の牧師が中心になったカルトの話で、この教会が芸能事務所も始めて、TikTokで人気のダンサーたちを次々に取り込んで、、、という話。
カルトに関してのドキュメンタリーは沢山あるけど、なんでこんなにもみんな創造性がないのか、笑う。大体男性が教祖で、外の世界との接触を絶たれ、ほとんどの場合教祖との何らかの性交渉を強制させられる。
外から見ているとなんでこんなのにハマるんだろう?と謎でしかないのだけど、カルトの被害者数というのは少なくないから、やはり他で得られない拠り所をみんな求めているんだなあと切なくなる。このドキュメンタリーの主役(?)のダンサーの女性の場合は、恵まれた家庭に育って、ダンス好きで仲良い妹とずっとTikTokでコンテンツを作ってきていたのに今では完全に洗脳されている女性で、見ていてつらい。
さらにつらかったのが、何年もこのカルトに入信していたけど逃げてきた姉妹の話で、妹の方が、姉に「今日あなたの姪の誕生日パーティだったのになんで遅れてくるの」みたいにいうと、姉が「あなたは姪の誕生日パーティにちゃんとくるのが当たり前と思ってるかもしれないけど私にはそれが何を意味するのかわからない」みたいなことを言っていて、いわゆる「普通」の「愛情」とか「家族」とかのコンセプトがトラウマによって理解不能になっているようで、本当に胸が痛い。トラウマを抱えている人に「こうするのが普通でしょ?」と言うのはとても酷なことだと思う。まずはセラピーだろう。こう言う人たちが癒されることを願ってやまない。