1/14 (日)
トロントのアキさんがお仕事でビクトリア郊外に来ていらしたのだが、ずっとお仕事で忙しく、出発直前しか時間がないとのことなので空港まで出向いた。寒波の影響でハイウェイが凍っていたらどうしようかと心配だったけど、マイナス3℃くらいだったけど幸い道は大丈夫だった。かなり遅れて到着してしまったけど、いろいろお話できて楽しかった。
その後帰宅して、午後からある餅つき新年会のポットラックのために、だし巻き卵を大量に作った。ビクトリアの3つの日系団体が合同で開催する新年の餅つきポットラックは、沢山の日本人が料理を持ち寄るので、毎年人気のイベントで(もっともパンデミックの間は開催できなかったので3年ぶり)参加したい人が多すぎるので、毎年この3つの団体の会員のみ、しかもスペースの問題もあり前もって申し込まないといけない。私は直接運営には関わらなかったけど、チケットのサイトをセットアップするという手伝いをした。すぐに定員になってしまって、会員でも参加できなかった人は沢山いた。
ポットラックで大変なのは、みんなが何をもってくるかわからないので、全くガイドラインがないと簡単なフルーツだけもってくる人とかがいること。なので、毎年このイベントでは、「自分が食べる分+3人分」の、「デザート以外」の料理をもってくるのがルールである。我が家は夫は仕事だったので、次男と二人で参加して、いろんな人に新年のご挨拶ができたのは良かった。書き初めもやって、日本語のできない次男も見よう見まねで「まつ」という字を書いてみて面白かったみたいだ。着物や羽織袴を着ている子供もいて可愛らしかった。お餅つきもやったことない子供とか沢山いるので、日本の伝統をこういうイベントで伝えていくのは大事だと思う。
次男は、同年代の子供があまりいなかったのでちょっと退屈そうだったけど、いろんな人に「大きくなったね」と声をかけられていた。私も、長年一緒にボランティアをして来た人のお子さんたちを見て時の流れを感じるけど、こういうのがやっぱりコミュニティの大事なところだと思った。
ディナーはブロッコリーと胡桃のパスタ。
1/15(月)
毎月15日はVIネットワークの配信日なので朝はその編集。
午後からはバンクーバーに住んでいる日系カナダ人の友達ケンジがビクトリアに仕事で来ているというのでお茶してきた。彼はご両親が沖縄から移住されてきたそうで、ほんと沖縄人パワーはすごいなと感心した。彼も私もKyodai Arts Collectiveという日系のアーティストのコレクティブのメンバーなので、色々とアーツ関係の話で盛り上がってあっという間に2時間経った。
ディナーはオムライス。
1/16(火)
朝からNAJCのACE(芸術文化教育)委員会のミーティング。春にIn-personのリトリートをしようという話になって、トロントで集まることになりそう。6人のスケジュールを確認してみんなが空いている週末を確認した。
昼間はいつものように歩いて買い出しに行って、夕方からNAJCのコミュニケーションタスクフォースのミーティング。7時に終わって、ディナーはブリトーを作った。
1/17(水)
朝から終活のセミナーに登録していたのだけど、仕事が入って途中で抜けないといけなくなり残念。
この日はほぼ1日、翌日配信予定のビクトリア日系文化協会(VNCS)のニュースレターの編集をした。
この冬最初のまとまった雪が降って、次男はランチのあと早退してきた。
Voicyではみライ通信#2を配信した。電子書籍か紙の本か?というトピック。
ディナーは芽キャベツと炒めたニョッキ。
1/18(木)
天気予報ではこの日は雪は雨に変わると言うことだった。Snow dayになるから学校に行きたくないという次男に、「今日はもう雪は降らないって言ってるよ、それに放課後ラグビーの練習もあるでしょ」と送り出したのだが、10時くらいから雨が雪に変わってどっさり雪が積もった。それでも私のiPhoneの天気予想はしぶとく「雨」になっていた。。。
VNCSのニュースレターをあとは配信するだけというところまでやって、雪のなか歩いてスーパーに行ったら、Wet snowで、雪を被ったフードがびっしょり濡れた。
結局次男のラグビーの練習はキャンセルになり、この日も早退して来た。
次男はTikTokで見たというMug Cake(電子レンジに入れてマグカップで作るケーキ)を作ってみたいというので手伝ったら本当にすぐできて美味しかった。
ディナーは寒かったのでフォー。
1/19(金)
この日も1日予定がなかったので、自分のニュースレター(このSubstackのこと)の下書きをした。今週はずっと何かしらのニュースレターの編集をしていた気がする。ニュースレター職人かい。
気温が上がって、雪は雨になった。
ディナーは野菜炒め。
The Curseの最終回をみたけど、ちょっと唖然。
1/20(土)
1日予定のない日なので、ニュースレターを書いて配信した。
気温が5℃くらいで、数日前の寒波に比べると暖かいと感じる。
スーパーまで歩いて行く間、”What Happened To You?” のオーディオブックを聴き、子供のころ、それも若ければ若いほど、その体験がポジティブであることが重要であるということを学んだ。スーパーの帰り道、前を12-13歳くらいの女の子が二人犬を連れて、9-10歳くらいの男の子二人と一緒に歩いていた。姉弟二組でどちらも犬を1匹ずつかっているのだろうか。男の子たちは駐車場の隅にできた雪山に登ったりしていてなんだか微笑ましく、知らないおばちゃんの私でもハグしたくなった(怪しい人になるのでもちろんしていない。)
夕方のブッククラブではグリーフやロスに関係した感情について書かれた章を読んで、グリーフを抱えている人への対応などについていろんなお話をみんながシェアしてくれてとても良い会になった。
ディナーは雛豆のシチュー。
3回くらいに分けて診ていた「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」をやっと観終えた。
今週のはみライポッドキャストは常に自分に聞きたい2つの質問について話しているのでよかったら聴いてみてください。
お知らせ:2月8日、ビクトリアのクイア演劇祭OUTStagesにて、バンクーバーのカーター詩音スカイの”Residuals (住み・炭)”のパフォーマンス後のトークバックにて、ファシリテーターを務めます。詩音とは私の英語ポッドキャストDual Perspectiveにも第1回のゲストとして来てくれた仲です。お近くの方はぜひ。
今週読んだ本
アネサラ シネウプソロ アイヌとして生きた遠山サキの生涯
これは厳密には今週読んだ本じゃないけど、去年佐久間裕美子さんが紹介されていて日本から取り寄せた本。年末に読み終えたのにここに書いていなかった。アイヌの遠山サキさんの人生。北海道の姉茶での子ども時代、結婚、子育てのことそしてアイヌの文化伝承に尽くした後年。娘さんが聞き取りをしてくださったのでとても優しい語り口に癒された。⭐️⭐️⭐️⭐️
What Happened To You?: Conversations on Trauma, Resilience, and Healing
オプラ・ウィンフリーと精神科医ブルース・ペリーの共著。長いこと読みかけになっているThe Body Keeps the Scoreの本と同じくらい私にインパクトを与えた本で、ところどころでは涙した。私も昔から何度もポッドキャストやブログでHurt people hurt people(傷ついた人は人を傷つける)というのを言って来ているし、ちょうど最新のはみライポッドキャストでも「人はみんな必ず何らかのトラウマを抱えて生きている」といった話をしたけど、もう「それな!」と言いたくなることばかりだった。特に印象に残ったのは、子供は年が若ければ若いほど、親や保護者や関わる人とのポジティブな関係の必要性が高くなるというデータ。例えば、赤ちゃんを「まだ何もわからないから」とあまり構ってあげずに数日放っておいたりするのは、例えば12歳の子供が数週間にわたって虐待を受けるのよりも悪影響を及ぼすらしい。
人に起こる様々な事柄(事故、虐待、暴力など)がその人の性格や態度に影響するというのは、当たり前のことだけど、専門家がきちんと説明してくれていてとてもためになった。だから、What's wrong with you?(なんであなたはこうなの)というのではなくて、What happened to you?(あなたは何を経験したの)と聞くことの大切さ。
本当に聴いてよかったし、これは紙の本も購入してもう一度読み返そうと思っている。⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
くもをさがす 西加奈子
みかちがおすすめしていて電子書籍で読んだ。私は浦島花子状態というか、日本の作家さんを全く知らない。村上春樹とか村上龍とか、昭和世代で私がまだ日本にいた頃有名だった作家はもちろんわかるけど、その後に出て来た人たちは名前はただの記号になっている。なのでとても恥ずかしいのだが西加奈子さんという方を存じ上げなかった。彼女がバンクーバーに家族で長期滞在していた時に乳がんになった時の体験記。西さんと私は偶然誕生日が同じということで親近感を持って読んだ。前回のニュースレターにも書いたけどCrying In H Martも読んでいたので闘病記に一時期囲まれていてちょっとしんどい気持ちになったけど、バンクーバーのことも色々書かれていてそうそう、と思いながら読んだ。一番興味深かったのが、寛解したあとの心情で、私は経験したことがないことのものの、わかる、と思って読んだ。一度お話してみたいなあと思った。⭐️⭐️⭐️⭐️
今週聴いたポッドキャスト
This is Actually Happening - What if you were expected to do no harm
“Do no harm”というのは医師や医療関係者のマントラになっている言葉だけど、もし自分にとってものすごく憎い相手を診ることになったら?という話だった。
Happier by Gretchen Rubin - Ep. 466: No-Spend February, Fun with the “24 for 24” List, and What About Packaging That’s Too Nice to Toss?
グレチェン・ルービンという人は2009年にThe Happiness Project(邦題:「人生は『幸せ計画』でうまくいく!」)という本がベストセラーになった人で、ちょうど10年ほど前にポートランドで開催されたWorld Domination Summit(世界征服サミット)で講演を聴いたことがある。(その時のブログはこちら)たまたま、Jonathan Van Nessのポッドキャストを聴いていたらグレチェンがゲストで出ていて「まだこの人いたんだ」と思い、彼女がお姉さん(妹?)と一緒にやっているというポッドキャストも聴いてみた。
新年だったので、”24 for 24” (24の目標)をお互い発表したり、2月はNo-Spend February(必要ないことにお金を使わない)などのアイデアが面白かった。特にお金を使わない2月は、「友達と時間を過ごすためのランチにお金を使うのはいいけど、Uber EatsやDoordashなどの食事の配達サービスはダメ」など、確かにその辺ルールを決めておくのはいいアイデア。私個人の好みよりもちょっとうるさいポッドキャストなので、引き続き聴くかは微妙だけど、このエピソードは面白かった。
今週観たTV・映画
Killers of the Flower Moon
アカデミー賞のノミネートされたこの作品、とにかく長いので3夜くらいに分けて観た。本当に酷い話だけど映画としては素晴らしい出来だと思った。最初、レオナルド・ディカプリオが出て来た時に、夫に「彼ちょっと小太りに見えるのは、役作りなのかね?」と聞くと、”I think that’s what Leonardo DiCaprio looks like now”と言われて笑った。確か彼は私と同じ年なのでお互いアラフィフなので共感。
リリー・グラッドストーンが素晴らしく、ぜひオスカーを獲ってほしい。
Living
黒澤明の「生きる」のイギリス版リメイク。Bill Nighyは昔から好きな俳優だけどこの映画もよかった。退屈な人生を生きる男性の部下にあたる若い女性役が、Sex Educationのエイムスことエイミー・ルー・ウッドが可愛すぎた。ネタバレはしないけど、後半の展開も良かったし、終わり方も素敵で、とても好きになった作品。おすすめ。
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それではまた次回。