仕事がないとこんなにも暇なのかと感動しつつ、何もしないので日記としてはあまり面白くないかとも思う。
12/24 (日)
クリスマスイブだけど我が家にとっては普通の日曜日。最後の買い物でモールに行き、ギフトカードなどを購入したけどそれ以外にはもう買いたいものもなく。
ディナーは野菜炒め。
ビル・バーの映画を観た。
12/25(月)
クリスマスの朝は小さい子供がいる家庭だと早朝から起こされたりするが、我が家は次男が父親の家に行っていたのでゆっくり起きた。11時くらいにトロントの長男からテキストメッセージが来たがまだ次男も来ていないし、プレゼントも何も開けていないと伝える。結局次男は1時半にやってきた。
今年おそらく初めて(?)長男からプレゼントをもらった。プレゼントをもらうだけの子供時代から、親にプレゼントを送る年になったのねえとなんだか感慨深い。
2時半くらいにトロントの長男と、彼のパートナーとFacetimeする。あとはとにかく本を読んだりダラダラした。
我が家のクリスマスディナーは毎年ユダヤ人家庭あるあるでチャイニーズをオーダーする。前回のポッドキャストでもちょっと話したけど、ビクトリアは小さい街なのでクリスマスの日に開いているレストランが少ない。去年はチャイニーズの友人に教えてもらってちゃんとクリスマスでも開いているレストランに注文したのだが、注文はUber Eats経由だった。去年はオーダーがなかなか届かず、Uber Eatsの配達の人が待ち時間が長すぎるからと配達をキャンセルしたりして大変だった。なのに今年はそのことをすっかり忘れて、早めにUber Eatsでオーダー入れたから大丈夫よね、と思っていたら、またも、オーダーが届かない。Uberのアプリを見るとオーダーがUnfulfilledとなっていて、チャージされていない。レストランに電話すると「注文は届いているけど、Uber側でキャンセルになっているようだ」と言われる。幸い、レストランが配達してくれるとのことで(最初からそうすればよかったのだ)、結局本来予定していたより2時間くらい遅れて到着した。配達してくれた若いアジア系の男性は、「あと7件配達が残っている」と言っていて、年越しそばの北島マヤか!と思った(←これわかる人どのくらいいるんだろう?)感謝、感謝。
12/26(火)
先週、次男に、英語版の「はだしのゲン」を渡して、読んでみなよ、ちょっと怖い表現もあるけど、と言っていたら、父親の家で一気に読んでしまったらしい。
カナダでは(イギリス連邦の国はみんなそうだと思うけど)クリスマスの翌日はボクシングデーという祝日になっている。もともとは執事とか家政婦みたいな家で仕事をしてくれる人にプレゼントをあげる日だったそうだけど、今ではブラックフライデーと同じ、クリスマス後のセールで賑わう日だ。
特に買いたいものもなかったけど、はだしのゲンの2巻があるかもと、近所の本屋に行ってみたけどなかった。鬼滅その他の英訳された「MANGA」はたくさんあったんだけどね。
ディナーはツナクリームパスタ。
12/27(水)
毎年ある、何曜日なのかわからなくなる日。一応祝日ではないので最低限の仕事はしたけどそれ以外は掃除をしながらオーディオブックを聞いたり、本を読んだり。
This American LifeのTシャツが届いた。
ディナーは、TikTokでみたメープル味噌味のヤムと豆腐を作ってみたら美味しかった。
12/28(木)
家の大掃除をして、午後は用事があってダウンタウンへ。
友達の経営しているコミックショップではだしのゲンを買おうと思っていたのに、年末で休業中だった。残念。しかたなく別のコミックショップで2巻を買う。文房具屋と洋服屋を冷やかしてバスで帰宅して、帰りにスーパーに寄った。
でもなんだか全く料理する気が起きず、夫が帰ってくるまでダラダラと書き物をしていた。夫は職場でピザをランチに出してもらったらしくお腹いっぱいだという。
「ご飯作る気しないんだけど」というと「じゃあ作らなきゃいいじゃん」と言われ、しばらくダラダラしたのち結局白菜と卵入りのラーメンを食べた。
12/29(金)
またも何も予定のない日。お正月前なので一応買い出しにいこうと車を借りてふじや(日本食のお店)へ。蒲鉾がなく、ナルトを買った。お店でバイトしているお友達のMさんと「クリスマスとか年末って、冷蔵庫がいっぱいじゃないと不安になるのよねえ」という話をした。一昔前はお正月にはどこも開いてなかったからなあ。でも今は開いている店は結構ある。scarcity(欠乏感)マインドセットなんだろうな。
ディナーはエンチラーダ。
12/30(土)
ほぼ1日雨で、読書とオーディオブックを聴いて過ごす。雨が止みそうにないので渋々傘を持って買い物に。
夕方からはブッククラブのメンバーで忘年会。戦争は国のトラウマだよねとか、傾聴の大事さとか、漫画の話で盛り上がった。あっという間の1時間半。楽しかった。
ディナーは久しぶりに家で作るピザ。ふじやで買ってきた沢庵がしょっぱすぎて、細かく刻んでピザに乗せたら誰も気が付かず、結構美味しかった。
今週読んだ本
引き続き、ここ最近読んだ本はインスタにまとめているのでそちらもぜひ。洋書版。
Sea of Tranquility Emily St. John Mandel
確か去年このニュースレターでも紹介して、すごく好きだったStation Eleven (Apple TV +)の著者の最新作。美しい文章を書く人。地元の書店に先日来てサインをしていったらしく、知ってたら行ったのになあと残念。
タイムトラベルものは、映画だと”About Time”とか、本だったら”The Time Travelor's Wife”とかが好きだけど、細かく考えすぎると頭が痛くなってくる。
この本も、読み進めるうちに、「あれ?」と思う箇所がいくつかあったけど、最後にびっくりする箇所があって(でもあとで考えるとなるほどと思わされる)なんとなく納得。
汝、星のごとく 凪良ゆう
本屋大賞受賞ということで手に取ったけど、さすが大賞受賞するだけあって、ぐんぐん読ませるし、面白いし、感動する。さわやかなんだけど壮大な愛の話で、最後は泣いてしまった。お涙頂戴系じゃないのが良い。おすすめ。
目の見えない白石さんとアートを見に行く 川内有雄
これは今無料期間中で使っている日本語のオーディオブックのアプリで見つけた。タイトルそのままなんだけど、やたら長い。でも、アートとは何か、とか障がいについてなど、色々考えさせられた。佐久間裕美子さんが出てきてびっくりした。
最後の方で、「人はみんな荒野を持っている」という話がでてきて、それってブレネー・ブラウンの”Braving the Wilderness”に出てきた話に似てる、と思った。
星を編む 凪良ゆう
「汝、星のごとく」の続編的作品で、これも一気読みしてしまった。最初の本では脇役だった人たちについて詳しく書かれている。最初「高校教師」みたいな話だったら嫌だな、、、と思ってたけど、とても良かったし、「汝、」よりも好きかも。
「普通」や「あたりまえ」って何とか、人がみな抱える「荷物」についてとか、あと編集の現場の様子も色々書かれていて興味深かった。
とても素敵な物語なのでぜひ読んでほしい。
今週聴いたポッドキャスト
Radiolab - Zeroworld
Radiolab今年最後のエピソードは、数学のルールをあえて壊そうとする人の話。そのルールとは「0で割ってはいけない」というもの。短いエピソードだけど、数学から哲学みたいな話になって面白かった。
今週観たTV・映画
色々観た。全て配信系。
Saltburn
去年の私のトップ10映画の中に入っていた「イニシェリン島の精霊」で存在感ありまくりの風変わりな若者を演じていたバリー・コーガンが主演。奨学金でオックスフォード大学に入学したシャイなオリバーは、ひょんなことから裕福な家庭のフェリックスと仲良くなり、夏休みを彼の実家、ソルトバーンという城で過ごすことになる。
かなりインテンスだけどグイグイ惹かれて最後まで観てしまった。面白い。
Old Dads
ビル・バー主演のコメディ。高齢でパパになった粗野なビル・バーが子供の幼稚園やミレニアル世代のCEOなどと世代間ギャップに戸惑うという話。
Mastro
ブラッドリー・クーパーが6年かけて研究したという伝説の指揮者レナード・バーンスタインと彼の妻フェリシア(「プロミシング・ヤング・ウーマン」のキャリー・マリガン)の関係を描いた映画。あくまで「レナード・バーンスタインの伝記映画」ではないというのがポイント。ユダヤ人のバーンスタインを演じるためにクーパーが人工の鼻をつけて演技していることに関して物議が醸され(しかもユダヤ人というと鷲鼻というネガティブなステレオタイプがある)、しかもバーンスタインはバイセクシュアルで浮気もしまくっていたことが描かれているが、バーンスタインの子どもたちからは許可だけでなく賞賛も得ているとのこと。「結婚っていろいろあるよねえ」という実感以外、二人の関係については私は特に感想はなかったのだけど、ロンドン交響楽団での指揮のシーンは思わず涙するほど素晴らしかった。
Air
ナイキのエア・ジョーダンの誕生話。マイケル・ジョーダンよりも、マイケルのお母さんにスポットライトが当たっていてとても良かった。
Family Switch
娘と母親、そして息子と父親が入れ替わってしまうという、昔からあるパターンの映画の現代版。何も考えずに頭を空っぽにして観れるのが良い。
先ほど、今年のハピネスジャーを開けた。今年は手紙が多かったのが嬉しい。2月に毎日お手紙チャレンジをしたからだけど、2024年もぜひ続けたいと思っている。
また、最近では年に数回しか更新しないブログの方に、2023年の振り返りを書いたのでそちらも見ていただけると嬉しい。私が個人的に好きだった映画とTVトップ10も載せてみた。
ビクトリアもようやくあと30分ほどで2023年が終わりです。
今年もおつきありありがとうございました。
2024年もどうぞよろしくお願いいたします。