クリスマス直前の週末になった。12月23日は「サインフェルド」で有名になったFestivusの祝日。私はほぼ無宗教なので毎年祝う。Festivus for the rest of us! なんのことかわからない人はググってください。
仕事は休むことにして、日記を追いつかせる。
12/10 (日)
朝7時半に家を出てバスに乗り、ダウンタウンにあるLaurel Point Innで今年最後のビクトリア日系文化協会の理事会。
ミーティングの後はブランチをして、お好み焼きベネディクトというのを頼んだらかなり美味しかった。キムチも入ってた。ここの今のヘッドシェフは日系カナダ人の人なので、メニューにもそれが反映されている。
その後ダウンタウンで次男と待ち合わせしてReLoveマーケットというスリフトのPop Upへ行く。Carharttのパンツが$45で買えて次男は喜んでいた。父親の家に帰る彼をバスに乗せて送った。
夜は夫がピザを頼んでくれた。
12/11(月)
朝から車を借りてクライアントさんの新居用の買い物。
なんだかんだといろいろやっていたら家に帰ったのは午後3時過ぎ。
昼寝をしてからニュースレターを配信した。
ディナーは野菜炒め。Nyadを観終わった。
12/12(火)
この日はクライアントさんが日本から到着する日なので朝早くから車をピックアップして新居へ。
鍵を渡して少し新居のセットアップのお手伝いをした。10時くらいに終わり、一旦帰宅したあと、今度はバスでダウンタウンに向かい、別のクライアントさんといつものベトナミーズレストランでランチを食べながらのセッション。ドラッグストアと文房具屋に寄って帰る。
ディナーは豆腐と卵の甘辛炒め。The Curseを観る。
12/13(水)
前の夜に、「全てが緊急事態」の人からテキストメッセージが届いていてかなり憤っていたが、すぐに返信せず、朝9時前に落ち着いて「私は担当じゃないのでRに聞いてください」とだけ返信した。バウンダリー大事!
9時からはNAJC(全カナダ日系人協会)の新移住者委員会のミーティング。ミーティング後モールまで歩いて買い物に。買い物中にNAJCの会長から電話があり、「緊急事態の人」とちょっとした騒動になっているらしいが、私は「委員会メンバーのRと相談して決めます。」とだけ答えた。Rからも電話があり、今回の騒動についてお互いの感情を吐き出して(二人ともほぼ同じ気分)ちょっとすっきりした。信頼できるメンターとか友達って本当に貴重。
夜はNAJCの役員会議で3時間のミーティングで8時半に終わった。
ディナーは日本のカレーが食べたくなったので作った。寄った店にゴールデンカレーのルーしかなかったので初めて使ってみたけど結構美味しかった。
センティメント解析のアサイメントが入っていたので朝4時半にアラームをセットして寝た。
12/14(木)
今週は色々とランダムな仕事が入っていて、この日は朝7時に車をピックアップしてクライアントの生徒さんを空港まで送ることに。カーシェアのいいところは保険もガソリン代もかからないことだけど、ガソリンが少なくなってたら車に付いているカードで給油しないといけない。遅れないように車や生徒さんをピックアップすることに気を取られていて、ハイウェイの途中でガソリンがほぼ空になっていることに気づき、焦ってハイウェイを降りて給油。
空港に着いて駐車場に入ろうとゲートの機械にカードを入れるも、エラーになってばかり。2つ目のレーンで別の機械を試しても同じだったのでインターコムで連絡したら、「3つ目のレーンに行ってみてください」という「あのね、今2つ目のレーンにいるんだけど、3つ目に移動しろってこと?」と聴くと、そうだというので渋々車を移動すると何も言わずにゲートを開けてくれて無料で入れた。
今回の生徒さんはとても若いのでチェックインまでお手伝いしようとカウンターに行くと「この方は朝7時の便に乗る予定だったみたいですけど」と言われ焦る。手元にあるフライト情報では10時の便なのに。国外にいるお父様に連絡して事情を説明。なんと、半年くらい前にとったチケットだったのでフライトが変更になっていたらしい。エアカナダのお姉さんに「10時発の便はもうだいぶ前になくなりましたよ」と言われた。変更には料金がかかるらしいが、このお姉さんがいい人で無料で変更してくれた。「数ヶ月前にとったフライトの場合はリコンファームしてくださいね」と言われ、「リコンファーム」って昔やってたなあと懐かしくなる。なんで今そんなことをやらないといけないのか疑問だけど、まあ無事に生徒さんは冬休みの帰国ができたのでホッとした。なんかつまづきの多い朝だったけど終わって良かった。
帰宅して昼寝して気を取り直して夜は日系・日本人アーティストとのオンライン忘年会。楽しかった。
ディナーはリゾット。
12/15(金)
この日も朝4時に解析のアサイメントがあったので二度寝して、すこし遅めに起きた。
お昼からゲストさんとポッドキャスト収録。
午後はスーパーに買い出し。ディナーは豆腐カツを作ったら次男から好評だった。
ようやく、バービーが配信で見れるようになっていたので観たけど途中で寝落ちしてしまった。でも一旦起きたら目が覚めて最後まで観た。
12/16(土)
ブッククラブ以外なにもない日。
午後は次男が友達とダウンタウンに買い物に行った。私は銀行に行ったりいろいろと用事を片付けた。
ディナーはハリラスープとバゲット。
この週は「それはおかしいでしょ」ということを言われてかなりムカついたりしたけど、「とにかく相手の言う通りにすればこのまま何事もなく片付くから」と言われたのにどうしても納得がいかず、「それおかしいでしょう。私は何も悪いことしていないのでこのまま何もしません」と言ったら「君がそういうなら」と理解してくれた。バウンダリーと、自分が信じることを貫くことの大事さを再確認。
今週読んだ本
Adult Children of Emotional Immature Parents
先日ポッドキャストで「感情的に未熟な親とどうつきあうか」というエピソードをやったが、この大元になる本。私の親は「感情的に未熟」だと思わないけど、個人的にとても興味深いテーマだったので、オーディオブックで聴いた。次は日本語版も読んでみたい。
The Circle
アメリカの感謝祭の時に、聴くポッドキャストが無くなって焦ったというようなことを書いたけど、今また年末ということで多くのポッドキャストがシーズンを終了したり休みに入って再放送を流したりしているので、最近はオーディオブックにハマっている。このThe Circleはほとんど予備知識無しで聴いたけど面白かった。暴行をして刑務所に入っていたPhoenixが出所することになり、それが家族や親戚、友達の間に広げる波紋。ポッドキャストも良いけど、オーディオブックの面白いところは、ある意味芝居的要素も入っていること。ノンフィクションものだと著者が読むことが多いけど(そして、ノンフィクションはオーディオブックではあまり身につかない気がしている)、フィクションだと「朗読者」ではなく「パフォーマー」と表現されていることも多く、読む人のパフォーマンスを楽しめるから好き。ちなみにオーディオブックで今でも大好きなのがニール・ゲイマンのAmerican Gods。このThe Circleのパフォーマーさんもさまざまなキャラクターを演じ分けていてとても良かった。Reservation DogsからこのThe Circleと、先住民のストーリーを聴いているとだんだん彼らの独特の話し方に釣られそうになる。面白かった。
今週聴いたポッドキャスト
Ologies - Quasithanatology
科学の専門家にインタビューするOlogiesでは今回はなんと臨死体験についてのエピソード。でもさすが科学ポッドキャスト、オカルトぽくならず、科学的な観点から、臨死体験の研究家にインタビューしていてとても興味深かった。
臨死体験をした人の中にはトラックの運転手が多いとか(これは職業柄事故に遭いやすいからだろう)、臨死体験をした人のほとんどがその後人生が変わり、死が怖くなくなり、お金や成功などに固執しなくなる傾向があるという話、とても面白かった。
Fresh Air
NYTのThe Dailyとともに、NPRのFresh Airは毎日聴いているポッドキャストだけど、私が生まれた年(!!)からホストを務めているメインのホストのTerry Grossだけでなく、最近Co-HostになったTanya Mosley、そしてDave Daviesと、司会をする人たちの声、そして彼らの話し方、マナーなどが本当に聴き心地がよく安心して聴ける。私は自分がポッドキャストをすることもあり、声や音にうるさい。どんなに楽しい内容でも、キンキン声の人のポッドキャストは聴けないし、Clubhouseが苦手になったのもダラダラ意味なく話す人が多いのが理由だった。NPRは公共ラジオ局なので、日本でいうNHKのような感じか。まだ引退はしないみたいだけど、少し仕事を減らすというDave Davies のインタビューがとても良かった。Fresh Airに入る前はタクシーの運転手やTVニュースのアンカーをしていた話、インタビューの際の心得など、彼のことをもっと詳しく知れて面白かった。まだまだ辞めないでほしい。
今週観たTV・映画
Leave the World Behind
Netflixの新作。ジュリア・ロバーツとイーサン・ホーク夫妻がNY郊外に借りたエアビーに滞在中、ネットに障害が起きる。夜中に、この家のオーナーだという男性(マハーシャラ・アリ)と娘が訪ねてきて、NYでは停電が起きているので泊めてほしいという。その週末は自分たちが借りているんだからと渋るジュリアロバーツ。大体この男性が本当にこの家の持ち主かどうかもわからない。渋々二人を泊まらせることになるがそこからどんどんと不穏な出来事が起こり始める、というストーリー。
ストーリーは全く違うけど、2021年の年末に配信されたDon't Look Upを彷彿とさせる、世界の終わり系ドラマ。先が読めず、不気味な雰囲気で結構惹きつけられて観た。エンディングを観てがっかりした人と笑った人にわかれたみたいだけど、私はかなり好きだった。小説家の友人は「これ完全にブラックジョークだと思ってずっと笑いながら観てたよ」と言っていたが、私は、こういうこと絶対起こりうると思って、かなり真面目に観てしまった。おすすめ。
バービー
この夏映画館に行く機会を逃してしまっていたバービーが、配信されていたのでようやく観た。散々SNSで拡散されていたので大体のストーリーは観てなくてもわかっていたのと、疲れていたので途中で寝落ちしてしまったけど、普通に面白かった。
(微妙にネタバレになるかもなので見たくない人は飛ばしてください)
エンディングは、なんだか人魚姫みたいだなあと思った。良い話やのう。
プレゼントも食料も全て準備は終わり、この週末〜26日くらいまではゆっくりする予定。みなさま楽しいホリデーを!