クリスマスということですっかりのんびりしてしまい、配信が遅れてしまいました。我が家では次男を父親のもとに送るスケジュールの関係で、24日、クリスマスイブの日にいわゆるクリスマス・ディナーぽいものを作りました。我が家はユダヤ系なので普段だったらチャイニーズフードをテイクアウトするのですが、今年はオミクロンなどの不安要素もあるため、テイクアウトはやめて家で料理することに。感謝祭の時はチキンをローストしたのですが、今年のクリスマスは、ビーガンの”Roast Beast” というなんちゃってローストを注文しました。ローストビーフに似せてあるもののもちろん肉は一切使っておらず、なんとサワードウ(パン)が主体でそこにマッシュルームやにんじん、セロリなどの詰め物がされていました。そこに野菜ストックやにんにくなど混ぜた汁をかけつつ、1時間ほどローストすると、肉っぽい見た目のローストができあがりました。私は最後まで「本当に美味しいのか?」と半信半疑だったのですが、普通に美味しかったです。それに、マッシュドポテト、芽キャベツのロースト、スタッフィングでいただきました。
翌朝25日は次男へのプレゼントを開け、その後彼はお父さんの家に行ったので、トロントにいる長男とFacetimeをしたり、海の見える場所まで夫と散歩したりしてのんびり過ごしました。
今日これを書いているのは28日で、毎年やってくる、典型的な「クリスマスと新年の間の曜日がわからなくなる週」を過ごしています。仕事関連のメールはちょこちょこ入ってきていますし、アサイメントなどもあるのですが、パソコンに向かう時間は断然少ないです。
その代わり、できるだけのんびりして散歩に行ったり映画を見たりして過ごしています。ビクトリアはクリスマスの日に1センチほど雪が降ってホワイトクリスマスになったのですが、その後ほとんど溶けかけていました。が、昨日また、まとまった雪が降り、昨夜は夫と雪の中夜の散歩をしてきました。Instagramのリールにその様子は載せていますので見た方もいらっしゃるかもしれません。
ビクトリアは東京のような感じで、雪が降るのはせいぜい年に1ー2回です。2000年頃、カムループスというBC州内陸部に住んでいた頃に-40℃を体験した以外は、私が毎年経験する寒さは-1℃程度です。10年ほど前、ビクトリアに寒波が来た時、特別警報が出されてホームレスシェルターでボランティアをしたことがあるのですが、シェルターまで歩いて行く際、鼻の中がカチカチと凍った感じを覚えていて、その時は-3℃くらいだったと記憶しています。しかし今回の寒波は普段より寒く、私のスマホでは-8℃〜−9℃となっていて驚きました。昨夜の散歩にはダウンのコート、スノーブーツで挑みましたが、途中でスマホを触っていると手袋をしていない手が痛くなってしまいました。また雪というよりもSnow Showersというみぞれのような感じ+風が強かったので横殴りのみぞれが常に顔にあたり、顔も痛くなってしまいました。
1時間くらいの散歩でしたが帰宅すると体が冷え切ってしまっているのがわかったので、しょうがを沢山いれた野菜スープを作って飲みました。
27日にはJ-WAVEのJAM THE PLANETという番組でカナダからのコレスポンデントとして10分ほど出演しました。夜中の1時に起きて回線チェック、3時から出演だったので睡眠スケジュールがめちゃくちゃになるのですが、2回目の出演となる今回も楽しかったです。カナダのサプライチェーン、「非植民地化」を目指すロイヤルBC博物館の話、そしてカナダは北京オリンピックをボイコットするべきというスノーボード選手の話題をシェアしています。録音がここから聴けます。
今週の目標は、毎年やっているYear in Reviewのブログを書くこと、2022年の「3つの言葉」を考えることです。大晦日には今年1年集めたハピネス・ジャーも開ける予定です。
今週は日本時間30日木曜日の朝9時から、今年最後の「読み解く英語:NEXT LEVEl ENGLISH」のお部屋で今年1年のニュースを振り返るというトピックで英語記事を読んでいきます。
そしてまた今年最後のヴァルネラビリティ・アノニマスのお部屋を日本時間12月30日午後10時から(北米時間30日朝5時)からやります。ヴァルネラビリティ・アノニマスはあなたが悲しいと思ったこと、寂しいと思ったこと、心がモヤモヤしたことや心もとなく思ったことを勇気をだしてシェアする部屋です。参加前にヴァルネラビリティアノニマスのルールを必ず読んでご参加ください。PST時間の方にはすごく早いので参加は難しいかもしれませんが、今年最後なので早起きして開催します。あまりにも参加者が少ないようならキャンセルするかもしれませんので、もし参加できるという方はひとことコメントをいただけると嬉しいです。
そして来年1月8日からはブレネー・ブラウン ブッククラブでリーダーシップに関する本、Dare to Leadを読んでいきます。参加メンバーには今週中にメールが届きますのでInboxをチェックしてください。
今週聴いたポッドキャスト
The Next Chapter with Shelagh Rogers
CBCの読書に関するポッドキャストで、ホストのShelagh Rogersは私がいつかメンターになって欲しいと思うほど尊敬している女性なのですが、このエピソードではビクトリア在住の11歳のAdelyn Newman-Tingが書いた本についてのインタビューが放送されています。11歳のAdelynを子供扱いせずに真剣にインタビューしているShelaghの様子に、彼女がますます好きになりました。
また年末ということで、数人の書評家が「今年のベストミステリー小説」を紹介するコーナーでは、高村薫の「レディ・ジョーカー」の英語版がでていたようで、絶賛している人がいて、私も読んでみたいと思いました。
今週読んだ本
引きつづき、Atlas of the Heartを読んでいます。読めば読むほど、勉強になる本です。
今週観たTV・映画
今週は沢山観ました。
今まで適当にしか観ていなかったマーベル映画ですが、時間があったのでいまだに観ていなかった「アベンジャーズ・エンドゲーム」を観て、今「ドクター・ストレンジ」の映画の途中です。またDisney +の「ワンダビジョン」「マンダロリアン」も観はじめました。「シャン・チー」もようやく観れました。
The Premise (Disney+)
B.J. Novakという人は日本ではあまり知名度は高くないかも知れませんが、The Officeのファンの人なら、彼の顔をみるとああ、あの人!と思われるかも知れません。このThe PremiseはB.Jがプロデュースした30分の短編ドラマのアンソロジーですが、どれも現代の社会を反映していてとても面白かったです。例えば、自分が撮ったセックステープの窓の外に、黒人が不当に扱われている状況が映っていたら?インスタのいくつもの良いコメントの中に、一つだけクソリプが入っていたらなぜそれだけにフォーカスしてしまうのか?など、「あるある」と思わせるシチュエーションの作品ばかりで楽しめました。
Don’t Look Up(Netflix)
これは今とても話題になっているので観た方も多いかも知れません。Netflixが超予算をかけて、レオナルド・ディカプリオ、ジェニファー・ローレンス、ケイト・ブランチェット、メリル・ストリープ、ティモシー・シャラメ他大物俳優を集めた映画です。天文学を勉強しているジェニファー・ローレンスが地球に向かってきている巨大彗星を発見、教授であるレオナルド・ディカプリオに報告。このままでは半年後に地球に衝突してしまうことを恐れてホワイトハウスに向かい、女性大統領のメリル・ストリープに報告に行きますが。。。というお話。
「これはフィクションではない、ドキュメンタリーだ」という感想もちらほら観ましたがそれくらい「これ実際に起こってもおかしくないでしょ」と思わせるストーリー。メリル・ストリープが某大統領の女性版と言えるような良い加減な大統領を演じていて面白いです。私はこれをみて「地球温暖化を相談する政治家たち」の彫刻を思い出しました。絶対こういうこと起こりうると思います。最後は私もきっとこうするだろうな、というエンディングで、ちょっとうるっと来ました。おすすめ。
CODA (Apple TV +)
これは前々から観たかった映画なのですがようやく観ることができました。
CODAとはChild of Deaf Adultの略で、聴覚障害者の子供のこと。高校生のルビーは彼女以外の両親、兄も聴覚障害者という家庭で生まれ育ち、漁師の家族の通訳役として生きてきたのですが、コーラス部に入り歌の才能を見そめられ。。。というお話。
聴覚障害者が一般社会に混じって生活するのはこの映画に描かれているよりもおそらくすごく大変なんだろうなと想像できますが、とても感動的なストーリーになっています。歌が聞こえない両親と兄がルビーのコンサートに来るシーン、そしてその後のお父さんとの会話は、涙なくしては観れませんでした。おすすめ。
今年のニュースレターはこれで最後です。今年はこのSubstackのニュースレターを本格的に書いた年でした。今までブログは不定期に書いていましたが、ニュースレターは基本的に週に1回の定期で、ラフではあるものの、ある程度のフォーマットに沿って書く、というもので、定期的に書くということで自分自身にとってもとても良い訓練になりました。ニュースレターに登録してくださっていても、実際に読んでくださっている方がどのくらいいるのかはわかりませんが、時々いただくいいねやコメントが、書き続ける励みになっています。
コロナのおかげで、遠くにいる人だけでなく、会える距離にいる人にも会えなくなりましたが、このニュースレターは週に1回のみなさんへの近況報告として書いてきて、私自身のメンタルヘルスにもとても役立ったと思っています。
来年も引き続き書いていきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。安全で楽しい新年をお過ごしください。2022年にお会いしましょう。