縁もゆかりも Substack ver.

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今週の縁もゆかりも1/19/22

マルチハイフネイテッドアーティスト・ブースター・After Life

Yukari Peerless・ピアレスゆかり's avatar
Yukari Peerless・ピアレスゆかり
Jan 20, 2022
∙ Paid
近所のビーチのパブリックアート

先週から本格的に新しいプロジェクトが始まり、なかなかニュースレターを書く時間が取れずにいます。気が付いたらもう水曜日です。

今週初めて 、新しいプロジェクトに参加するメンバーの顔合わせがありました。日系のアーティストが集まってそれぞれコラボレーションをするというデジタルプロジェクトです。2月に正式ローンチするのでその際詳細をお知らせできると思います。

私は自分のことをアーティストの端くれだとは思っていますが、このプロジェクトに集まった人たちのようにフルタイムで常に創作活動をしているわけではありません。なのでこういったビジュアルアーティストや写真家やダンサーや役者といったいわゆる「ほんとうのアーティスト」を見ると、「わたしなんて全然アーティストじゃないわ」と思ってしまいます。でも幸い私の自己肯定感はそこまで低くないので、「アーティストじゃない」と落ち込む自分を「あなたはMulti-hyphnate-artistでwriter-podcast producer-painter-cultural consultant だからいいのよ」と励ます自分がいます。「はみだし系ライフの歩きかた」というポッドキャストをやっているくらいなんだから、ひとつの枠にはまらずはみ出していて良いんだ!と思い出しては励ましています。

日曜日にはようやくブースターショットを接種することができました。打った部分が痛くなって、翌日倦怠感があった以外は、特に副反応はなく(2回目の接種の時が一番きつかった)ホッとしています。1回目、2回目のワクチンを打った時もSNSに投稿しましたが、今回初めて、ブースターを打ったことで変な人に絡まれてしまいました。まあ、無視しているので良いのですが。反ワクチンに関して、別の人からも連絡があったのですがそのことは下の有料版に書きます。

今週のポッドキャストはブースターを打った日に収録したので、10分以下の短いエピソードになっています。

週末にはフロリダのひろこさんと「ワクチン打つ?打たない?なんで?」というSpaceをやりましたが、自分と違う意見を聞く場なので反ワクチン派の方でもどうぞ、と何度か呼びかけたのだけど結局反ワクチン派の方は誰も発言がなく、それはその人にとってあの場が心理的安全のある場じゃなかったからなのかな、などと考えています。この「異論を聞く部屋」はこれからも不定期でやっていきたいと思っているのでトピックのアイデアがあればぜひ。

はみライのお話会も、ツイッタランドのお友達で集まるZoom会もやりたいのですが、特に日本との時差を考えると、ちょっとしばらくは日本の平日の朝くらいしかスケジュールに空きがなさそうです。

日本時間1月21日正午からClubhouseでThis Is Usシーズン5について語る会をやります。ネタバレありです。

カナダ在住日本人女性ネットワークでは1月29日 1PM PSTから先住民の歴史などについて学ぶ会をやります。興味のある方はこちらのリンクから。

今週読んだ本

Atlas of the Heart を読了。★★★★ 引き続き、最低3つのブッククラブにて読むことになっているので楽しみです。

日本語では、わたしに無害なひと を引き続き読んでいます。

息子が学校で読んでいるとのことで、興味が湧いてきたのでレイ・ブラッドベリのThe Veldtも読み始めました。短編です。

今週聴いたポッドキャスト

The Opportunist

今週いちど聴くものがなくなった時に聴き始めてハマったのがThe Opportunist。

普通の人があることをきっかけに悪事に手を染めるというのがテーマのポッドキャストだそうですが、今回偶然選んだSheryl Ruthvenのエピソードは当たりで、面白かったです。シアトルで自分の教会を初めて、カルトにまでした女性の話で、パート4+エピローグがあり盛りだくさんでした。牧師の資格もないのにいきなり自分の教会を始めるだけでもトンデモ感すごいのに、キリスト教だけでなく他の宗教の教えも取り入れ、なんでもアリの教会にし、独自の言語で話したり、離婚した元夫を殺そうと策略したり、猫のレスキュー団体を設立しては教会のメンバーにむりやり40匹の猫を飼わせたり、とにかく信じられないような話がたくさん出てきます。部外者の私が聴いていると「なんで教会やめなかったの?」と思うのですが、多くのメンバーは、Sherylの仕返しが怖くて、もしくは教会をやめるとバチが当たるというSherylの教えが怖くてやめられなかったとか。猫を無理やり飼わされたあるメンバーは子供が猫アレルギーで何度も病院行きになっても猫の里親をすることをやめられなかったそうです。また自分の子供たちを連れて自由に引越しできないことを恨んで元夫を憎み、教会のメンバーに元夫はもうすぐ死ぬと宣告し、銃を購入し、再婚した夫に元夫を殺すように差し向けたりと、聴いていてWTF?!と叫びたくなるエピソードばかり。この女性はメンバーからの寄付金で海外旅行に行ったり豪遊したりもしていて、いまだになんの罪にも問われていないというのもすごい。一気聴きしたい方にオススメ。

今週観たTV・映画

Station Eleven

先週も紹介したStation Eleven、今週で最終回を観終えました。久しぶりに、感動するドラマでした。とっても良かった。小説が読みたいです。ポッドキャストもあり。こちらではキャストや監督のインタビューが聴けて面白いです。

After Life Season 3

これはRicky Gervais製作・出演のドラマのシーズン3。妻をがんで亡くしたトニーは、人生になげやりになっています。小さな町の新聞記者のトニーが、妻の死を受け入れるまでを描いた30分の短いドラマ。毎日妻の生前のビデオを見ては酔っ払って寝るトニーがシーズン1、2でほんとうに少しずつ、妻のいない人生も捨てたもんじゃないと理解していく様子が感動的。最後のエピソードでは私も夫も涙なくしては観れませんでした。30分という短い番組のこともあり、一晩でシーズン3は全部見終わってしまいました。Ricky Gervaisという人は普段は毒舌コメディアンとして有名ですがこういう作品は本当にうまい。私は彼が老人ホームに勤めるちょっとAwkwardでシャイな青年を演じる別のドラマ、Derekも大好きでした。Derekでの名セリフで今でも覚えているのは、Derekが言う”Kindness is magic”という言葉です。After Lifeでは毒舌で、人生に何も面白いことなんかないと悪態をつくトニーも、最終回で ”Kindness is a superpower”と言っているのを聴いて、メッセージは同じだ、と感動しました。このトレイラーだけでもう泣けます。

新聞記者

これも今すごく話題になっているNetflixのドラマ。現実に起きた事件(森友事件)を題材にしたドラマです。日本のドラマは貴重なので見ました。演技、演出が大げさすぎて耐えられず途中で諦めた「日本沈没」と違って、これは最後まで見れました。絶賛、とまではいきませんが普通に面白かったです。というか、これを絶賛する人が多いということは、それだけ日本のドラマの質が落ちてるのでは?と思いました。

ここから下は有料読者の方向けのおまけ(今週モヤったこと)です。

それではみなさまよい週を!

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