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今週の縁もゆかりも11/14/21
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今週の縁もゆかりも11/14/21

訃報・リックロール・ロムコム

Yukari Peerless・ピアレスゆかり
Nov 15, 2021
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Photo by Eli Solitas on Unsplash

今週は、11月11日にリメンバランス・デイの祝日がありました。アメリカではベテランズ・デイと呼ばれています。次男の学校も木・金とお休みだったので学校には3日しか通わないというかなりゆるゆるな週でした。

水曜日に、古い友人の訃報がありました。

今年は本当に訃報の多い年です。私が知っている限り今年亡くなった友人知人はこれで5人目ですが、今回は、私がカナダに来て最初の10年くらいの間一番仲の良かった友達のCちゃんだったので、まだ信じられない気持ちです。

この10年くらいはCちゃんには会っていませんでした。最後に会ったのは、4,5年前どこかのショッピングモールで偶然ばったり会った時でした。夫を紹介したことを覚えています。

私がカナダに来たのは1998年ですが、それからの10年ちょっとはずっとCちゃんと遊んでいました。長男のベビーシッターをしてもらったこともあるし、まだ若かったので、時々クラブに行ったり、飲みに行ったりしました。家に遊びに来ることもしょっちゅうでした。日本から移民してきてまだ数年で、メキシコ料理なんて殆ど知らなかった私にケサディアの作り方を教えてくれたのはメキシコ系アメリカ人の彼がいたCちゃんでした。当時私は語学学校で受付の仕事をしていたのですが、小さい長男を保育園に預けて仕事に行くより、家で自分でビジネスを始めたいと思っていました。Cちゃんに話をして、二人でビジネスパートナーとして会社を立ち上げました。結局、最初の数年は全然お金にならなかったので、Cちゃんはそのうちきちんとした仕事を見つけ、バリバリ働いていました。私は会社を細々と続け、離婚し、再婚しました。Cちゃんも結婚して、離婚しました。

Cちゃんはチューリップが好きで、サーフィンとフットボールとサッカーとホッケーが好きで一時期NHLの選手と付き合っていたこともありました。そば粉アレルギーで、うどんが好きでした。まだ若くて、私が前の夫との関係に悩んでいたときやCちゃんの恋に関して二人で共有した秘密も沢山あります。Cちゃんは誰にでもフレンドリーなので、すごくモテました。

お互いの人生のステージが変わり、私は2児の母でシングルマザーになり、Cちゃんも離婚して新しい仕事をバリバリ頑張っていました。そのうち私は再婚し、Cちゃんもダウンタウンから離れたエリアに住むようになり、二人で会ったり飲みにいくことは無くなってしまったけど、年に数回はFacebookでメッセージのやりとりをしていました。

Cちゃんはがんだったそうですが、私は水曜日に彼女が亡くなったことを友達が知らせてくれるまで、彼女が病気だったことさえも知りませんでした。

9月の彼女の誕生日に、Facebookに書き込みをしましたが、反応はありませんでした。彼女は9月26日に亡くなったそうです。

知らせてくれた友達によると、Cちゃんは病気のことをみんなに知られたくなかったそうです。

そのことを今週はずっと考えています。

ここで一応断っておきたいのですが、私は自分がCちゃんの親友であったと言いたいわけではありません。最初に書いたように、この10年ほどは年に数回Facebookで「元気?」「元気よ」「コロナ落ち着いたら飲みに行こうね」という話をしていただけです。彼女にはもっと親しい友達が沢山いたし、Cちゃんはみんなに愛されていました。

だから、彼女が病気だったことを知らせてくれなかったことがショックだったのは、「私に」言ってくれなかったからではありません。

最後のお別れを言う機会が無かったことが、ただ残念なだけです。

もちろん、これも誤解の無いように書いておきたいのですが、彼女が病気のことを周りの人に知らせなかったことを責めているわけでもありません。

人が人生の終わりの時期に来た時にどういう決断をするかは本人にしかわからないでしょう。そしてそれを周りの人はリスペクトするべきだと思います。

なので、頭では理屈は分かっているのですが、やはり、最後のお別れが言えなかったことが残念でならず、とても複雑な心境です。

今週はブッククラブの仲間にこの思いを聴いてもらえて感謝しています。ブッククラブはただの読書会ではなくて、みんなのモヤモヤやヴァルネラビリティを聴いてもらう場でもあることを再確認しました。

今までは、自分の周りで亡くなる方といえば祖父母だったり、誰かの親の年代だったり、いつも年上の人でしたが、私より1つだけ年上のCちゃんが逝ったことに、年をとると愛する人がどんどん亡くなっていく哀しみを実感しています。

先ほど、Cちゃんのお別れの会に行ってきました。

私にとってCちゃんは、最近はほとんど話していなくても、私のこれまでの人生の中で知り合った人の中でとても大切な友人でした。

Cちゃん、これまでありがとう。ゆっくり休んでね。


そんな訳で今週はあまり集中できなかったので、ポッドキャストはお休みします。

Clubhouseではフロリダのひろこさんと、はみライEp.179のアフタートークとして、アメリカの刑務所について再度いろいろお話をうかがいました。

そしてNetflixのMAIDについて話す会も、とても楽しかったです。

次は、This Is Usについて話す会をやりたいなと思っています。

今週末は、またカナダ在住日本人女性ネットワークの2回目の意見交換会を行いました。参加したメンバーの殆どがカナダ歴が長いのでインディジネス(先住民)の方との問題や、日系カナダ人の歴史について知っていますが、カナダに来たばかりの人達は、子育てや仕事が忙しくてそういったイシューについて知る機会がないのではという話になりました。12月はお休みしますが、1月には、カナダの歴史について学ぶ会というゆるい会を開催したいと思います。Facebookグループへの参加も随時歓迎です。


ブレネー・ブラウン ブッククラブでは12月から読むAtlas of the Heartの会は今半分以上埋まってきました。興味のある方はこちらから。

そして今週は2022年1月からのDare to Leadのほうの本を読んでいくブッククラブの受付も開始しました。お申し込みはこちらから。

そしてはみライクリスマスプレゼント企画の締め切りはカナダ時間11月15日です。

このニュースレターに登録している方ならどこにお住まいの方でも応募できます。

We Act!1の本と、カナダからプレゼントをいくつかまとめて抽選で2名の方にプレゼントします。応募はこちらから↓「クリスマスプレゼント希望」と書いてご応募下さい。

応募する!

今週読んだ本

先週と同じ本を引き続き読んでいます。

今週聴いたポッドキャスト

今週聴いた中で面白かったのが、さまざまな「音」に関するエピソードを配信しているTwenty Thousand Hertz

タイトルが、ネタバレしないようにZZZZZZZZZZZRR…となっていますが、ネタバレしてしまうと、このエピソードはRickrollingについての回でした。Rickrollingってご存じですか?ちょっと調べてみたら日本語のWikipediaのエントリーがありますが

「リックロール (Rickroll) とは、リック・アストリーの1987年の楽曲「ギヴ・ユー・アップ」のミュージック・ビデオへの釣りリンクをクリックし、この動画を観て感銘を受けることをいう。」

というのの最後の「感銘を受けること」というのに????と思いましたが要するにいわゆるBait & Switch、言われたものと違うリンクとしてリック・アストリーの曲を流すことですね。

このエピソードではこのリックロールがどうやって始まり、広まっていったかが説明されていて面白かったです。ぜひ聴いてみて下さい。

今週観た映画・ドラマ

今週はお約束のThe Morning Showも観ましたが、頭を空っぽにして観れるロムコムとしてはNetflixの”Love Hard”が面白かったです。毎年ホリデーシーズンになると、Hallmark(あの、グリーティングカードの会社です)がTVムービーというのを制作します。ストーリーが単純でいくつかお約束のパターンがあり(例えば、NYのキャリアウーマンの女性が家庭の事情で田舎の実家に帰ることになり、そこでファームを経営している素朴な男性と知り合うなど。。。)最後は毎回ハッピーエンドなのでツッコミどころが満載なのですが最近ではそれさえもミーム化して、だから好きというファンも多いです。そしてこの手のHallmark映画は私の住んでいるビクトリアで撮影されることが多く、私も覚えているだけでも3つほどのHallmark映画のエキストラのバイトをしたことがあります。このHallmark映画の人気に目を付けたNetflixが、同じようなロムコムを製作するようになり、このLove Hardはまさに今年のホリデーシーズンの最初のホリデーロムコムという感じです。アジア人男性が主役なのも良い。Hallmark映画については、去年も同じようなことをDash & Lilyというドラマの紹介とともに書いています。

また今週は、コロナで公開が延期になっていたダウントン・アビーの映画の続編のティーザートレーラーが発表されたので、まだ観ていなかったダウントン・アビー映画版を観ました。

Representation Mattersといつも思っているし白人のコロナイザーの歴史はいかんと思っていますがダウントン・アビーは大好きで観てしまう自分に矛盾を感じますが、ブレネー・ブラウンも言っているように人間とはパラドックスがあってあたり前なのだということを実感しました。

もうひとつ、Apple TV +の話題の新作、Shrink Next Doorも始まりました。

これは実話をもとにした人気ポッドキャストのドラマ化で、先日Sexiest Man Aliveに(ようやく)選ばれたポール・ラッドがコテコテのユダヤ人セラピストとして熱演しています。共演はウィル・ファレル。ポッドキャストが「これほんとの話?!」とびっくりするようなストーリーだったので、実写化がどうなっているのか楽しみです。

それでは今週はこのへんで。また来週!

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